| 機関名 | 京都産業大学 | 
  
   
    | URL | http://www.kyoto-su.ac.jp/ | 
   
    | 展示内容:がんの血行性転移が成立するうえで、がん細胞の障壁となるのが血管内皮基底膜である(図1)。この血管内皮基底膜を分解し、転移に都合の良い環境をつくり出す分解酵素の一つが、がん細胞の分泌するマトリックス・メタロプロテアーゼ(MMPs)である。我々は、細胞膜型ヘパラン硫酸プロテオグリカン・シンデカンがこれらのMMPsの中でMMP-2の活性化を抑制し、その結果、がんの転移を抑制することを明らかにしてきた(図2)。今後、これらの研究結果をふまえて、転移抑制剤の開発を進めていく予定である。
 <図1>
  
 <図2>
  
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    | キーワード | がん | 転移機構 | 転移抑制剤 |