機関名 |
新潟大学 |
展示内容:
癌細胞においてmRNA発現が上昇している1つの未知膜蛋白が、アミノ酸セリンを膜に取り込み膜のセリン由来脂質合成を増大させる機能を持っていると私達の研究成果から判明した(セリンクと命名)。セリンクは11個の膜貫通領域を持つ膜トランスポーター様の蛋白構造を有することから薬物が特異的に結合する標的蛋白と成る公算が高い。又、セリンクが合成を促進するスフィンゴ脂質が膜内に形成するマイクロドメインは腫瘍関連抗原となることから、セリンク蛋白は癌ワクチン開発に有効な新しい抗原生産法を生む可能性がある。 |
キーワード |
癌 |
セリン |
スフィンゴ脂質 |