展示テーマ：
大腿部の音速測定による筋劣化の程度判定

展示内容：
寝たきり老人や入院などで長期間歩行しないと大腿部対の筋力が衰えてくる。大腿四頭筋を通過する超音波の伝播速度はこの衰えに対応するように低下することを発見した。このことから筋の劣化と音速の関係を系統的に測定した結果を測定装置とともに紹介する
（１）大腿部の音速を年齢別にデータにすると男女ともに年齢とともに低下する
（２）個人差はあるが運動している健常者ほど同年代でも音速値は大きい
（３）男性の音速は女性よりも約100ｍ/ｓほど早い
（４）寝たきり患者や術後の安静患者は健常者の平均よりもずっと低い音速値である。

大腿部の測定風景と測定位置

年齢による音速分布