放射線医学総合研究所
重粒子線がん治療の次世代照射技術及び先端放射線計測技術
放射線医学総合研究所は、放射線と人々の健康に関わる研究開発に総合的に取り組んでおります。本年3月に発生した東日本大震災に由来する東京電力福島第一原発事故により、放射性物質が環境下に広範囲に放出され、各地域でその汚染および放射線被ばくの脅威に晒され、大きな社会問題となっています。当研究所では、放射線の活用例として、患者さんに優しく治療効果が高く革新的ながん治療であり、既に6,000名以上の治療実績を誇る重粒子線治療について、 最新のテクノロジーを活用した次世代の照射技術について紹介します。また、高速かつ高感度な汚染検査法など、放射線計測における先端技術についても紹介します。