展示内容:
高知工科大学初の商品化として開発された自然エネルギー自立電源街路灯が2001年度の高知エコデザイン大賞(2000年9月に全国で初めて設立された高知県エコデザイン協議会の初めての賞)と高知地場産業賞を受賞した。自立電源街路灯は(1)希土類永久磁石とコアレスコイルを特徴とする発電機(高知工科大学、坂本東男教授)、
(2)風力発電では初めての実用化である電力最大追随制御(高知高専、野村弘教授)、(3)低風速で風向きに関係なく発電するサボニウスタイプの羽根形状(有限エムエムエス)の基本技術に(4)機械加工技術(有坂本技研)、(5)コイル製造技術(株スカイ電子)が合わさった技術で生まれた全て高知の地場商品である。本製品の特徴は低風
速度(2m/s)でも小さな電力であるが確実に発電を蓄積できること、風向きに関係なく発電できることである。学校側のシーズ技術としては、希土類永久磁石を使った発電機の動的磁場解析で最適設計を目指していること、電力最大追随制御で効率を高めていることである。過去1年の実績では蓄積電力は常に消費電力を上回っている。開発したメンバが集まってベンチャー企業、有限エコエナジーを設立し、現在町村を中心に5-10セットの商談中であり、今後の売り上げ拡大を期待している。
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