展示内容:
(1)骨髄間質細胞由来Schwann細胞を含む神経再生用医薬組成物中枢神経の損傷は不可逆的であり、神経再生にはまだ画期的な方法が開発されていない。本技術は、末梢神経の再生に寄与しているSchwann細胞を人為的操作により得ることを試みたものであり、骨髄間質細胞を多段階培養することによりSchwan細胞を分化誘導するものである。得られたSchwann細胞(写真左側)は天然Schwann細胞とほぼ同じ形質を有し、神経再生とミエリン再形成に寄与することが認められた。骨髄間質細胞は採取が容易で、増殖速度が速く、自家移植も可能になる。
(2)骨髄間質細胞を神経細胞および骨格筋細胞に分化誘導する方法骨髄間質細胞を、Notch遺伝子導入を含む多段階培養により神経細胞(写真右側)及び骨格筋細胞に分化誘導することができる。得られる神経細胞は、培養操作によってはドーパミン作動性とすることができ、パーキンソン病などへの適用が期待できる。
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