展示内容:
当所の次世代内航船(スーパーエコシップ)の研究開発プロジェクトでは、革新的な技術を活用し、高効率な低環境負荷型ガスタービンエンジンを搭載したスーパーエコシップを開発することにより、物流コストの低減や船員の労働環境の大幅な改善を通じて内航海運を活性化させ、モーダルシフトの促進による物流分野における環境負荷の低減を目指します。
次世代内航船の研究開発
また、メガフロートを大都市近海に設置し、地震に強いというメガフロートの特性を生かして情報バックアップセンターとして活用する構想があります。「メガフロート情報基地機能実証実験」は、メガフロートの内部空間に情報バックアップ基地を作り、そこに設置したコンピュータ機器が十分に稼動することを実証するために行われました。当所では、(1)波エネルギー吸収装置による動揺制御技術開発、(2)メガフロート全体の健全性を診断できる長期健全性予測診断システムの技術開発を行い、開発した技術の妥当性を水槽における模型実験と実証浮体(長さ200m、幅100m)を用いた実海域実験で検証しました。
メガフロート情報バックアップ基地
その他、旋回性能、変針性能、停止性能といった船の操縦性能を正確に推定する手法について、継続的に研究を行っています。今回は、現状における最新の研究成果を統合し、1パッケージとして作成した操縦性能評価システムについて紹介します。
本システムにより設計時において、想定船舶の操縦性能が容易に把握できるとともに、実船試験等における風や波の影響を評価することも可能です。
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