機関名 広島大学
部署名 大学院医歯薬学総合研究科
リンク先 http://neo.pahrm.hiroshima-u.ac.jp/

展示内容: 
生命現象のダイナミックな様子を可視化できる時代になってきました。しかし、その分子メカニズムが未だに謎のままです。この細胞レベルの形態変化をビデオで追跡しながら、変化の瞬間に発現した分子群の変化を何らかの手法で追跡できれば、それはライフサイエンスの理想の手法であると言えるでしょう。その測定装置として、私達はビデオと質量分析装置を組み合わせた世界初のビデオマススコープを考案しました。この手法がこれからのライフサイエンスにとって必要不可欠な先端分析機器となると考えます。
 最近私達は、細胞一ヶを質量分析にかけ、図の様に実に多くのスペクトルを得ることに成功しました。


このスペクトルの一本一本がそれぞれある分子の存在を示しており、細胞内で実に多くの分子のインタープレイが起こっている事が分かります。その形態とこのピークの消長を追跡すれば、生化学者の夢であるリアルタイムで細胞の変化と分子動態が分かる日も夢ではありません。今回私達は、理想のライフサイエンス分析装置であるビデオマススコープについて展示を行います。図にビデオマススコープの概念図を示します。

このビデオマススコープでは独自の工夫を凝らした質量分析フィルターを装着し、性能の向上を目指しています。是非とも、私達のブースに足を運んでいただき、理想のそして未来のライフサイエンス分析機器について語り合いましょう。多くの方のご来場を心待ちにしております。

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