北方領土啓発施設
北方領土隣接地域の啓発施設
北方領土隣接地域(根室(ねむろ)市、別海(べつかい)町、中標津(なかしべつ)町、標津(しべつ)町及び羅臼(らうす)町)には、北方領土を直接目にすることができたり、北方領土の歴史・自然、返還要求運動、ロシア文化などを分かりやすく学ぶことのできる施設が数多くあります。また、一部の施設においては、VRによる北方領土仮想体験もできます。
※ 各施設のホームページ等で開館状況を御確認の上、詳細については各施設へお問合せください。
北方館/望郷(ぼうきょう)の家(根室市)
北方四島を追われた元島民の心のよりどころとして開設された施設です。
納沙布岬のわずか数キロメートル先の歯舞群島を望むことができます。
道立北方四島交流センター 二・ホ・ロ(根室市)
国内向け啓発と北方四島在住ロシア人との交流促進を目的とした施設です。
北方領土の歴史や現状について映像資料も使用して分かりやすく解説しています。
北方領土資料館(根室市)
「戦前の北方領土の生活」にスポットを当て、島での「衣・食・住」を中心とした資料を展示しています。
四島(しま)のかけ橋(根室市)
北方四島返還祈念モニュメントです。
「四島(しま)のかけ橋」の下には「祈りの火」があり、北方領土返還を望む日本国民の強い意志を表すシンボルとなっています。
U R L:北方領土返還祈念シンボル像「四島のかけ橋」と「祈りの火」(根室市)
別海(べつかい)北方展望塔(別海町)
野付(のつけ)半島や根室海峡に横たわる国後島が望めます。
展望塔の横には「四島」に見立てた四本の柱と四島返還を求める国民の総意を表した「叫びの像」が建っています。
北方領土館(標津町)
写真パネルやパノラマ模型などが展示されています。
2階の展望室からは海の向こうに国後島を見ることができます。
羅臼(らうす)国後(くなしり)展望塔(羅臼町)
羅臼漁港、根室海峡の向こうに国後島を一望することができます。
展望塔屋上からの景色は羅臼八景にも選ばれています。
北海道外の啓発施設
領土・主権展示館(東京都千代田区)
北方領土、竹島及び尖閣諸島に関する歴史的資料等を展示しています。令和2年1月、リニューアル・オープンしました。
元島民の方々の生活物品やプロジェクション・マッピングを活用した展示等により、戦前の北方領土における島民の生活や日本とソ連・ロシアとの外交交渉などを紹介しています。
また、3Dの館内を巡り、主要な展示を解説付き動画で閲覧可能なデジタル展示館が令和3年3月に開設されました。
富山県北方領土史料室(富山県黒部市)
北海道以外では自治体レベルで初となる北方領土啓発施設で、令和2年にオープンしました。
富山県は、北方領土からの引揚者が北海道に次いで多い県であり、史料室がある黒部市は、返還要求運動の原点の地である根室市と姉妹都市提携を結んでいます。
写真パネルや映像、クイズ、史料などで富山県と北方領土のかかわりや歴史、あらましなどを分かりやすく紹介しています。
啓発看板(東京都千代田区)
中央合同庁舎第4号館に北方領土啓発看板を設置しています。