内閣府の働き方改革・DXの取組について
経済財政政策、暮らしの安全などに係る多種多様な業務を所管し、各省庁や民間等からの出向者といった多様な人材が活躍する内閣府は、非常にダイバーシティに富んだ組織です。多様な人材が生き生きと活躍できる組織とするために、組織の一体性の強化や部局を超えたコミュニケーションの活性化、働き方改革やDXの推進に取り組んでいます。
柔軟な働き方の実現、働きやすい職場環境づくり
生産性の向上や仕事と生活の両立支援のため、ハード面・ソフト面ともにテレワーク環境の整備を進めるなど、柔軟な働き方の実現に取り組んでいます。
職場では、出来立てのランチが食べられるようキッチンカーを導入したり、オンライン会議への参加や打合せの際に使用できるミーティングブースを各フロアに設置するなど、オフィス環境の改善に取り組んでいます。
また、オフィス緑化やフリーアドレスの導入、レイアウトを変えやすい机・椅子への交換等、各部局の創意工夫によるオフィス改革を進めています。
業務効率化・デジタル化の推進
業務の自動化・外注化や業務プロセスの見直しなどにより、職員の働き方も不断に見直しています。例えば、業務時間を削減し、定型業務の効率化を図るため、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールを導入して定型業務の自動化を進めています。また、業務上の文書のペーパーレス化や会議・打合せのオンライン化を進めています。
また、令和5年度に、府内のITインフラが大きく変わる予定です。グループチャットツールの導入やオンライン会議環境の更なる整備により、更に効率的な働き方を実現します。
やりがい向上・成長支援のためのマネジメント改革
職員のやりがい向上や成長を支援するための挑戦機会の付与などを含む管理職員のマネジメント能力の向上に取り組んでいます。マネジメント力向上のための各種研修・セミナーの開催や、上司と部下が1対1で対話をする1on1ミーティングの導入などを進めているほか、職員一人ひとりの意欲やエンゲージメントを測る「エンゲージメントサーベイ」や、管理職員に自分のマネジメントや職場の状況についてフィードバックするための「多面観察」などの取組も行っています。
人材育成・コミュニケーション活性化
EBPM研修の実施、若手勉強会の実施 等
若手職員の問題意識に沿って、様々な部局の業務内容に関する部局横断の勉強会を開催しています。
知識やノウハウの共有や意見交換だけでなく、職種の枠・担当している業務の枠を超えた職員同士の交流の場となっています。
職員の声
これからどんな業務に携わりたいか考える良いきっかけとなった。
刺激を受け、仕事へのモチベーションも高まった。また参加したい。
そのほか、有志職員によるExcel VBAの勉強会や働き方改革に関する読書会など、実践的な学びを得るための活動が企画・実施されています。
職員向け広報ツールとして「カエル通信」や「カエル小話」を発行し、働き方改革・DX推進に関する取組の周知や研修・セミナーの案内等を行っています。また、ポータルサイト(掲示板)上に、業務改善についての情報交換や、勉強会やサークル活動の活動案内を行うコーナーを設け、部局を超えた職員同士の交流を促進しています。
改革の推進体制の構築
令和4年5月に「働き方改革・DX推進室」が発足しました。府内公募で総括担当メンバーを募り、全部局に推進チーム員を置き、内閣府全体で働き方改革・DXを推進する体制を構築しています。
発足後、本ページ掲載の各種取組を進めるほか、職員からの業務改善の提案を受け付ける目安箱の運営や、各部局の業務棚卸しの呼びかけ、室員・推進チーム員が参加する連絡会議での好事例の横展開などの取組を推進しています。