04 政策統括官(経済財政分析担当)付参事官(総括担当)付 辻村 龍仁

所属している部局全体の紹介

  政策統括官(経済財政分析担当)では、国内外の経済動向の分析を行っています。一例として、政府としての景気判断を示した「月例経済報告」を作成し、内閣総理大臣をはじめとする関係閣僚が出席する「月例経済報告等に関する関係閣僚会議」に毎月報告・公表しています。また、「年次経済財政報告」(経済財政白書)、「地域課題分析レポート」、「世界経済の潮流」など、経済財政政策の企画・立案に資する分析結果を公表しています。

あなた自身の仕事の具体的な内容

  私が所属している総括担当では、主に日本経済全体を対象とした景気動向の把握や分析を行っています。毎月「月例経済報告」において日本経済の現状判断を行い、より長期でみた経済動向に関する分析結果は「年次経済財政報告」(経済財政白書)といった各種媒体でも公表しています。総括担当はさらに分析対象となる分野や部門ごとに担当が分かれており、私は雇用情勢や労働環境に関する分析を担当しています。

現職のやりがいや達成感を感じる瞬間

  経済財政白書が公表されたとき、安心感とともに大きな達成感がありました。また、自分が手掛けた分析結果がメディアに取り上げられた時は、非常にやりがいを感じました。

仕事をする上で心がけていること

  分析内容や結果を内外へ発信する際は、わかりやすく説明すること、資料を丁寧に作成することを特に心がけています。また、説得力のある分析や説明をするためには、常にアンテナを高く張って様々なことを学び続けることが必要だと痛感しています。そして、こうした業務の中で得られた知見を、職員同士のコミュニケーションを通じて共有・蓄積することで、より説得力のある分析を繋いでいくことも重要であると感じています。

採用一年目の思い出

  採用一年目は、景気統計の作成・公表をする部署に配属されました。毎月の統計公表の業務のほか、担当する統計の中長期的な改善に向けた検討、景気基準日付(景気の山谷)の設定に関する業務など、得難い経験ができました。特に、経済分析でたびたび参照される景気の山谷は注目度も高く、非常にやりがいがあるものでした。また、指標の動向を観察することで実体経済の状況をみるということは、現職での分析業務にも通ずるところがあると感じています。

Career

令和3年
経済社会総合研究所景気統計部
令和6年
現職