01 大臣官房人事課給与第1係長 樋下 佳奈

内閣府で働くことについて

  ここまで御覧になった紹介だけでも、内閣府の所掌事務の広さを感じていただけたのではないでしょうか。テレビやネットの広告でも見かける政府広報や経済財政政策、毎年春夏の勲章の授与等、みなさんの暮らしのどこかで内閣府が携わるものに触れているのではないかと思います。
  沖縄政策では、本土復帰50年を前にこれまでとこれからの沖縄振興について、地元の方々を含め様々な分野の方々と意見交換や議論を重ねながら、沖縄振興特別措置法等の改正や復帰50年に関連する催し等に携わりました。色々な考えがある中で方向性を固めることの難しさを痛感するとともに、方向性をまとめるための進め方等はその後の日々の業務にもつながっていると感じています。
  また、自治体や民間出身の方々とも一緒に業務をすることが多くありますので、新しい視点を知ることができたり議論が深まることもあり、このような機会が多いのも内閣府ならではないかと思います。

係長級の職員になって感じたこと

  係員と大きく違うこととしては、係としての方向性を検討・判断する機会が増えること、部下をもつことがあると思います。検討・判断にあたっては、係員時代の上司や周囲の方のされた対応が、係長になって対応する際のヒントになることがたくさんあり、そのような方々に恵まれてありがたいなと思っています。また、部下とも連携して業務を行いますので進捗管理や効率も踏まえ進めることや、お互いに相談しやすいようにすることを意識しています。

仕事とプライベートの両立について

  仕事とプライベートのオンオフを切り替えることが、快適に過ごすことにつながっていると感じています。業務内容にもよりますが「自分しかできない仕事」というのはなるべく少なくして、上司や部下と進捗を共有しながら分からないことは周囲に聞いて自分だけで抱え込まないよう心がけています。そうすることで仕事も取り組みやすくなる面があると思いますし、プライベートの過ごし方にもプラスに働く面があるように思います。

内閣府が求める人材について

  様々なバックグラウンドをもつ方々と一緒に仕事をする機会が多くあり、その分、色々な角度から議論や意見を交わし方向性を固めることも多々ありますので、自分が関わっていること以外にも関心を向けたり(その後の業務につながったり、困った時の助けになることも!)、コミュニケーションをとってみようと行動に移せる方が向いているなと思います。

あなたにとって仕事とは?

  暮らしとのつながりであり、自分が携わったことが何かしらの形で誰かの生活につながっていて、それには責任が伴うものだなと思っています。現在は職員の給与支給に関する業務を行っていますが、給与は職員のみならず御家族の日々の生活にも直結するものであるため、特にそれを実感することが多く、また、確実な給与支給をすることの責任も日々感じています。

Career

平成26年
賞勲局総務課企画調査第二係
平成28年
賞勲局審査官付審査第七係
平成29年
内閣官房内閣総務官室
平成31年
内閣官房公文書監理官室室員
令和3年
調整担当主査(政策統括官(沖縄政策担当)付参事官(総括担当)付)
令和5年
日本学術会議事務局参事官(国際業務担当)付国際業務総括専門職
令和6年
現職