02 調査企画専門官(政策統括官(経済財政分析担当)付参事官(海外担当)付) 伊藤 久仁良
内閣府で働くことについて
私が通学していた大学では内閣府職員の方による講義があり、その講義を受講し内閣府を知りました。このため、内閣府は、政府の経済政策の方向性を扱っているとの漠然としたイメージをもって入府しましたが、入府後の経験を通じて、内閣府は、幅広い政策の基本的な方向性を扱っているとの認識に昇華しました。例えば、男女共同参画局在籍時には、女子差別撤廃条約に基づく各省の履行状況を取りまとめる業務にも従事し、その後、内閣官房に併任となる形で女性の活躍推進を担当することとなりました。女性活躍推進室では、有村治子女性活躍推進担当大臣のもと、女性にとって暮らしやすい社会は男性にとっても暮らしやすい社会であり、こうした社会を目指すため「暮らしの質向上検討会」という有識者会議の運営を担当させていただきました。これらの業務を通じて、官邸や大臣のお考えを踏まえつつ、広報効果(パブリシティ)を念頭におく習慣を身に着けることができたと考えています。
課長補佐級の職員になって感じたこと
課長補佐以上が構成員となる局議へ参加するようになり、統括官が日々考えていることを念頭に業務を組み立てる等目線が広がったと思います。また民間からの出向者を部下に持つことから、民間レベルを想定したマネジメントを意識するようになりました。1on1ミーティングを定期的に実施し、部下の家庭環境を踏まえつつ、能力開発につながる研修の受講や業務内容を一緒に考えています。
仕事とプライベートの両立について
仕事とプライベートは相互につながっていると考えており、家事育児も自分と妻どちらか一方に偏らないよう、得意不得意も踏まえつつ分業しています。現在はヨーロッパ経済分析を担当している都合上、平日は帰宅が遅くなりがちなので、平日朝と休日を中心に家事育児を担当しています。私は料理や掃除が好きなので、晩御飯の準備や買い出し、お風呂掃除を子どもたちと一緒にすることで、家事育児とともに子どもたちとの時間を楽しんでいます。
内閣府が求める人材について
内閣府は業務として扱う内容も幅広く、その内容も日進月歩で変化していきます。このため、予算、国会、法律、デジタル等の高い基礎力に加え、経済社会の動きを日々勉強し、経済社会のありたい姿を考えていくことが求められます。未経験の業務や政策であっても、ありたい姿を一緒に悩み、考えてくれるような、好奇心旺盛な方と一緒に働けることを楽しみにしています。
あなたにとって仕事とは?
仕事とは自分の幅を広げてくれるきっかけだと思います。社会勉強の場として日々刺激をくれており、様々な業務や研修受講、通学等から得た知識を業務で実践する中で身に着け、能力の幅が広がりました。また英語学習活動を通じて妻と知り合い、また、英語学習を続けたことが念願の海外駐在へとつながった経験からより前向きに勉強するモチベーションとなりました。
Career
- 平成17年
- 国民生活局市民活動促進課
- 平成19年
- 大臣官房総務課調整第2係
- 平成21年
- 政策統括官(経済財政分析担当)付参事官(企画担当)付
- 平成23年
- 大臣官房総務課秘書専門職付内閣府大臣政務官付
- 平成24年
- 大臣官房総務課秘書専門職
大臣官房企画調整課調整係長 - 平成26年
- 男女共同参画局総務課国際機関係長
内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室室員 - 平成27年
- 政策企画専門職(政策統括官(経済社会システム担当)付参事官(総括担当)付)
- 平成28年
- 外務省在スリランカ日本国大使館二等書記官
- 平成31年
- 消費者庁総務課管理室職員係長
- 令和2年
- 消費者庁総務課人事企画室人事企画係長
大臣官房企画調整課計画推進係長 - 令和3年
- 大臣官房企画調整課情報総括係長
- 令和5年
- 現職