10 北方対策本部啓発係 牟田 彩乃

所属している部局全体の紹介

  北方対策本部では、北方領土の返還に向けて、外交交渉を後押しするための返還運動による国民運動の啓発等に取り組んでいます。最近では、若者に若者視点での啓発手法を検討、立案してもらい、具体的な事業として参加してもらうプロジェクト「北方領土啓発次世代ラボ」を企画し、参加者が日々会議や事業実施に奮闘しています。また、北方領土での記録、写真等を立体的に映し出す「ストーリーテリングアーカイブ」の構築にも取り組んでいます。その他にも、北方領土問題解決のための環境整備を目的とした四島交流等事業や、故郷を追われてしまった元島民の方々に対しての援護等の施策も行っています。

あなた自身の仕事の具体的な内容

  私は啓発係として国民世論の啓発に関する業務を担当しています。北方領土問題に関する広報の実施や会議等の開催などを行うため、関係団体や地方自治体、民間企業(旅行代理店や報道関係者等)と仕事をする機会も多いです。

現職のやりがいや達成感を感じる瞬間

  企画段階から当日の運営まで携わった事業が無事に終了したときは達成感を感じます。また、事業後のアンケートなどでいい反応が多く見られたときはやりがいを感じます。

仕事をする上で心がけていること

  上司への報告や相談など、こまめにコミュニケーションを取ることを心がけています。まだ自分だけでは判断に迷うことが多いため、業務を円滑に進めるためにも係内で業務の方針や優先順位を確認しながら進めています。一度経験があるものは、自分の意見をまとめた上で相談するようにしています。また、地方自治体や関係団体と連携することも多いため、信頼していただけるように、漏れがないようにするとともに、丁寧に対応することを心がけています。

採用一年目の思い出

  例年2月7日に行われる「北方領土返還要求全国大会」に携わったことです。大会には、北方四島の元島民の他、運動関係者が集まり、総理や大臣、国会議員等も出席します。通常業務とは異なることが多く、当日も全体のスケジュールに気を配りながら舞台袖で大臣や来賓議員の動線誘導を行うことがとても難しかったのを覚えています。1年目からスケールの大きな大会に携わらせていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。

Career

令和4年
現職