11 経済社会総合研究所国民経済計算部国際基準課研究専門職 山本 暁史
所属している部局全体の紹介
経済社会総合研究所は、内閣府のシンクタンクと呼ばれる部局で、GDP(国内総生産)に代表される国民経済計算の作成(四半期毎のGDP速報及び年度毎の確報として公表)や、景気動向指数をはじめとする景気統計の作成を行っています。また、経済社会活動に関わる理論的・実証的研究を行うとともに、政策研究を担う人材育成、研修等にも取り組んでいます。
あなた自身の仕事の具体的な内容
約15年ごとに改定される国民経済計算の作成方法に関する国際基準について、基準策定に向けた国際的な議論への参画や国内での導入にあたっての検討を行っています。加えて、四半期毎のGDP速報や年度毎の確報の公表に向けた推計作業にも携わっており、推計担当者として公的部門における固定資産投資の推計を行っています。
現職のやりがいや達成感を感じる瞬間
実際に推計作業を行った計数が四半期別GDP速報として公表されて、政策判断の材料の一つとして使われたり、メディア等で大きく報じられたりする瞬間は、自らの仕事の重要性や影響度の大きさを認識して、身が引き締まるとともに、やりがいにつながっています。
仕事をする上で心がけていること
仕事で心掛けていることは、自らの仕事に対して自分が一番詳しくあるべきという意識を持って取り組むことです。業務が多様化していく中で全ての業務に対してというのはなかなか難しいですが、役所での仕事はどちらかというと突き詰めて考えて仕事をすることが多い中で、上司や外部の方などから説明を求められた際に、自信を持って答えるにあたって必要な心構えだと思っています。
内閣府の求める人材
現在の部署では統計作成に携わっていますが、前の部署である男女共同参画局では、日本の男女共同参画の取組を国際社会に発信する業務を担当し、その一環としてG7の大臣会合の開催準備に携わりました。業務内容も異なれば政策分野も全く違う仕事があり、異動が比較的多いとされる中央省庁の中でも内閣府は特に業務の幅が広いかと思います。こうしたことから、様々なことに関心を持って取り組める人材が内閣府には適していると思います。
Career
- 平成24年
- 政策統括官(経済社会システム担当)付参事官(企画担当)付
- 平成26年
- 大臣官房総務課秘書専門職付内閣府大臣政務官付
- 平成29年
- 経済社会総合研究所国民経済計算部国民生産課
- 令和元年
- 経済社会総合研究所国民経済計算部国民生産課研究専門職
- 令和4年
- 男女共同参画局総務課国際機関係長
- 令和6年
- 現職