19 日本外交の一翼を担う立場として、各国の賓客を心を込めてお迎えする迎賓館(京都事務所) 運営課接遇係長 引田 洋介(Yosuke Hikita)


所属部局の仕事について
迎賓館は、海外からの賓客に係る公式行事、宿泊等の接遇を行うことを業務とする国の迎賓施設です。また、2016年7月から、政府の観光施策に資するため、接遇等に支障のない範囲で通年で一般公開を実施しています。さらに、国有財産としての迎賓館を有効活用し、接遇に支障のない範囲で、原則有償で民間団体等の利用に供することを通じ、迎賓館の魅力を国内外に発信する特別開館も実施しています。
私は迎賓館(京都事務所) で、外国賓客の接遇にかかる関係省庁との事前調整から当日の運営までの一切の業務を担当しています。また、接遇の直前直後以外の日は基本的に一般公開を行っていますので、一般公開に係る日々の業務や関係省庁からの作業依頼の対応なども行います。
この業務に求められることは、情報を抱え込まない、関係者との意思疎通を欠かさないことです。接遇実施が決まると、接遇情報が関係省庁から日々入ってくるので、情報を整理し、伝えるべき担当にきちんと共有し、接遇当日に、事前調整の中での情報が伝えるべき担当などに伝わっていないということがないように、入手した情報は誰に伝えるべきか意識しながら業務を進めています。
入府を目指している皆さんへ my message
私自身、これまでの内閣府での経験の中で勲章の審査や白書の作成業務など、様々な仕事に携わってきました。内閣府自体扱う所掌事務が広く、自分がこれまで関わってきたことがない分野の仕事も行うことが多々あります。これらに対処する力は、積極的に業務に関わって行く中で身に付くものだと思います。与えられた役割の中で自分なりに調べ考えるといった姿勢が大事だと思います。
採用一年目の思い出
最初に配属された賞勲局では、春秋叙勲等における勲章等の授与の審査やそのとりまとめを担当していました。採用当初はひたすら書類審査をこなす日々でしたが、約4,000名の方の叙勲のとりまとめを行い、報道などでマスコミに取り上げられたことや、皇居で行われた親授式・伝達式で受章された方のお顔を拝見したときは、自分の行っている日々の仕事のスケールの大きさを実感しました。
ある日のスケジュール
- 09:30
- 西門を開門、参観客の誘導などの対応
- 10:00
- メールチェック
- 11:00
- 決裁起案
- 12:00
- 一般公開対応
- 13:00
- 昼食
- 14:00
- 視察対応
- 15:30
- 事務処理(接遇準備、作業依頼など)
- 17:00
- 一般公開終了
- 17:30
- 一般公開委託業者との打ち合わせ、業務日報作成
- 18:30
- 残務処理、翌日のスケジュール確認など
- 21:00
- 退所
一言コメント
職員間の距離が近く、上司や同僚と仕事の相談がしやすい環境です。また、内閣府本府のほか総務省や国土交通省、京都府からの出向者など多様なバックグラウンドを持つ方がいます。夕方は、一般公開のある日中にできなかった業務にあたり多忙となることもありますが、その分休日は京都市内や大阪を散策してリフレッシュしています。