中村 猛 氏(埼玉縣信用金庫 人事部 主任専任役)

※この体験談は、「官民人事交流に関する説明会」での講演内容を、内閣府官民人材交流センターにおいて要約したもので、所属等は説明会時点のものです。


交流採用の経験があってこその説得力ある提案が、成果に結びつく

中村氏の顔写真

 埼玉縣信用金庫では、平成 25 年から埼玉労働局と関東経済産業局にそれぞれ交流採用者を派遣しています。交流を始める際には、交流採用者が、交流を終えた後に、派遣先で学んだことを当信用金庫の業務へフィードバックするということを念頭に置いて、交流先を検討しました。
 今日の金融機関には、担保や保証人に依存しない融資の姿勢が求められており、各企業の事業性評価に係るベンチマーク、目利き力の向上、お客様への課題解決型営業をどう展開するかということがテーマとなっています。こうした背景の下、交流採用期間中に多くの企業を対象に行政の立場から仕事をすることを通じて得た知識や経験により、交流採用経験者の業務能力が向上しており、人材育成の成果が上がっていると感じています。
 また、当信用金庫は、長年、地域活性化に取り組んでいますが、地元企業の技術力を活かす業務提携の検討、チャネルの開拓、販路拡大のなどの相談業務や県内自治体への地域活性化施策に関するアドバイス、企業への補助金等に関する勉強会などにおいて、交流採用の経験あってこその説得力ある提案がそれぞれの業務の成果に結びついており、そのことが、地元企業をはじめ、地域全体の活性化にも繋がっていると思います。
 さらに、交流採用経験者からは、交流期間中に地域活性化に携わる多くの人達と出会ったことが、今でも大きな財産となっていると聞いており、その財産が今後の業務に活かされるものと考えています。