藪田 憲二 氏(株式会社北洋銀行から国土交通省へ)

※この体験談は、「官民人事交流に関する説明会」での講演内容を、内閣府官民人材交流センターにおいて要約したもので、所属等は説明会時点のものです。


産・学・官の輸出振興事務局として学んだこと

藪田氏の顔写真

 私は、平成27年4月から平成30年3月までの3年間、国土交通省北海道開発局の港湾空港部港湾計画課で交流採用を経験しました。
 港湾計画課では、港湾の計画・物流・利用促進に関する調査の事務等を担当し、主に「北海道国際輸送プラットホーム(HOP:通称ホップ)」の取組みに従事しました。HOPとは、北海道産品の輸出拡大を図るべく、5か年にわたり北海道の産学官が連携して推進した輸出促進の取組みです。初心者でも簡単に輸出できるよう、輸出手続きの代行及び小口冷凍・冷蔵輸送サービスを全国で初めて開始し、通算250社がサービスを活用し、総額約5,400万円、総量約32tの北海道産品を輸出しました。
 HOP推進協議会の事務局として、国・大学・自治体・公的団体・民間企業などの会員55団体のネットワークの中で仕事をさせていただき、私は様々なことに対する『調整力』を学びました。現在の職場でも、関係する多数の部局間の調整にこの経験を活用できており、官民交流の経験が役立っていると感じています。また、本取組みを通じてあらゆる業種の沢山の方々とお目にかかる機会があり、仕事の幅も広げることができました。今回の交流採用を通じて、民間と行政がもっと協力できるようになれば、より良い制度や環境を作ることができるのではないかと感じたため、今後は北海道の官民連携のサポートやコーディネート等ができるよう、この経験を活かしていきたいと考えています。
 官民人事交流は、社会人としての経験においても大変貴重な機会でした。自分の業種では経験できないような新しい事象や考え方を学べる良い機会なので、より多くの方に積極的なチャレンジをお勧めしたいです。