1 日時 平成15年6月25日(水)10:00〜12:00
2 場所 内閣府共用第4特別会議室 406号室
3 出席者
(OTO推進会議)4 議題
大河原議長、北岡委員、行天委員、黒田委員、佐々波委員、島野委員、谷村委員、松下委員、グロンディン委員、朴委員(OTO対策本部、事務局)
古川内閣官房副長官、加藤大臣官房審議官 他
OTO対策本部決定の検証について5 議事要旨
対日投資に関わるOTOの取り組み 等
(1)古川内閣官房副長官挨拶
・昨年度、OTO案件の総点検報告書を取りまとめていただいたことに対して、深く感謝したい。
・政府としても、OTO対策本部決定を早急に実施し、所期の成果が一刻も早く実現できるよう、積極的に働きかけていきたいと考えている。
・OTOの活動は、構造改革の推進に当たり、極めて重要な活動であると認識しており、今後ともOTOの活動に協力願いたい。
(2)審議の概要
ア 議長より、古川副長官の挨拶に謝意を表した後、昨年度とりまとめたOTO案件の総点検において議論した「所期の成果が着実に 上がり、苦情そのものが解 決に至ったかどうか最終段階までフォローしていくことの重要性」を受け、OTO案件の総点検・平成13年度問題提起プロセスにおける対策本部決定の事後検 証を行いたい旨発言。
イ OTO事務局から、対策本部決定の検証について、個別苦情の状況報告、処理が進んだ事例について説明。
ウ 対日投資事務局から、対日投資会議を巡る状況について説明。
エ 主な質疑内容
(ア)対策本部決定の検証について
1] 検証を行うことは賛成だが、苦情申立者と所管省庁との間に同等性という問題の捉え方が少々曖昧になっているように思われる。同等と言った以上はそれにきち んと対応しないといけない。我が国ではそういう点において少し軽率な部分があるので、厳密にして進めていって欲しい。
(OTO事務局)案件を処理するにあたり、同等性に関する解釈を徹底した上で審議していきたい。(イ)対日投資を巡る状況について
1] 対日投資関連の苦情についても従来の貿易関連の苦情と同じようにこの場で処理をすることになるのだろうが、対日投資会議との関わり方はどうなるのか。つま り、対日投資会議がOTOのプロセスに対し、具体的にどうサポートしてくれるのか。
(対日投資事務局)投資会議及び専門部会を定期的に開き、きちんとフォローアップしていく。OTOとの関連については現在で も連携しながらやっているので、今後とも連携を密にして行きたい。2] 投資関連の諸問題においては、官からよりもむしろビジネスコミュニティから処理が進むということの方が多いのではなかろうか。
(対日投資事務局)対日投資促進民間フォーラムという経済界の意見をまとめていただいた動きもあり、また、専門部会において も国内外の有識者をメンバーとして広く意見をいただいている。3] 三角合併のように、法制度上可能であっても税務上の措置がなければ意味が薄れる。制度論以前に税制度を議論すべきではないか。
(対 日投資事務局)三角合併においては、税の問題が一番のポイントであることは認識しており、経済産業省が税当局とも議論をしている。しかし、法制度上まだ出 来ていないのに税を要求するのは無理だという議論もあり、我々としてはまず法制度の改正が第一に必要と聞いている。4] OTOと連携していくのはとてもよいことだが、リアルタイムで解決できないようでは、取引自体の問題の解決には役立たないのではないか。
(対 日投資事務局)各省に投資の窓口をつくり、ジェトロにサポートスタッフをつけ、迅速な対応ができるようにしている。その中で、制度改正をしないと出来ない ような問題が生じれば時間をかけざるを得ない。2段構えの対応をするということで、タイミングを無視しているのではないことをご理解願いたい。以上(速報のため事後修正の可能性あり)
[問い合わせ先]内閣府OTO室
TEL 03-3581-0384(直通)