第10回市場開放問題苦情処理推進会議議事要旨

(平成8年11月29日)

日時  平成8年11月27日(水)15:30〜17:30
場所  経済企画庁特別会議室(1230号)
出席者
(OTO推進会議)
    大河原議長、行天委員  久米委員、佐々波委員、谷村委員、眞木委員、増田委員、
    八城委員、山本委員、李特別委員
(OTO対策本部・事務局)
    麻生経済企画庁長官、古川内閣官房副長官、糠谷経済企画事務次官、
    土志田調整局長、小林調整局審議官、川口市場開放問題苦情処理対策官  他
      
議題
 (1)外国人事業者等からの問題提起内容について
 (2)苦情処理部会における審議状況について
 (3)平成8年度海外派遣ミッションの結果報告
 (4)その他

麻生経済企画庁長官挨拶(OTO対策本部を代表して挨拶)
  市場アクセスの一層の改善の観点から具体的な規制等の見直しを行うOTOの活動
は、従来から着実な成果を挙げてきており、構造改革への取組を推進する意味でも益
々重要なものとなってくる。
  本日から、本年度内を目途に第5回目のOTO推進会議報告書の取りまとめに向け
てご審議をお願いすることになるが、政府としては、皆様の意見を最大限に尊重し、
具体的な対応を決定することとしている。十分ご審議の上、充実した報告書をまとめ
てほしい。

審議の概要

議題(1) 
  議長より、OTOの活動の一つの柱としてOTO推進会議において、外国人事業者
等からの問題提起を受け基準・認証制度に関し、市場アクセス改善に関する報告書を
年度末を目途に取りまとめ、政府に対し提言を行っているが本年度も来年3月上旬を
目途に報告書を取りまとめたい旨発言。
  本年度、OTO事務局に外国人事業者等から問題提起がなされ、OTO対策本部の
方で明確化を図った案件(54件別添参照)について、OTO事務局より、問題提起
の内容及び所管省庁における現時点での対処方針の概要等を説明。
  まず、報告書の取りまとめのための審議の進め方について、昨年同様、専門家会議
(大河原議長が専門家会議議長、OTO推進会議委員が議長代理、同特別委員がオブ
ザーバー、同専門委員が委員となる)を設置し、個別に審議を進めることについて、
了承が得られた。
  OTO事務局から説明した問題提起内容等について、出席委員から以下のような意
見があった。(案件名の前の番号については、別添の案件リスト参照のこと)
 (1)各案件について
    1)2− (2)栄養補助食品の形状等に係る規制緩和─┐
      2− (3)栄養補助食品の副原料に係る規制緩和  │の3件について
      2− (6)化粧品等に関する規制緩和につい    ─┘
    ・昨年度も議論した案件で、現在、厚生省において検討を進めている最中と思う
    が、問題提起内容をみると、現在、厚生省の検討している方向等について必ずし
    も外国や事業者から評価されていないようだ。内外から高い関心を寄せられてい
    る訳で、こうした声を十分踏まえて真に評価される施策を検討してほしい。
    ・化粧品の規制緩和は進んでいるようで、データから輸入浸透度の上昇も確認で
    きるが、規制緩和によりどのような効果があったのか、ぜひ追跡調査をしてほし
    い。
    (議長より、所管省庁の対処方針に盛り込んでほしいと要請)
    2)2− (5)医療用具の未承認品目の輸入手続きの緩和  
    ・家庭で使う簡単な医療用具も、精密さを要求される医療用機械もまったく同様
    の扱いとなるという点は問題。高度な医療に用いられ、生命にかかわるような機
    械は厳しい検査は必要だが、家庭で使う医療用具には簡単な検査で十分ではない
    か。専門家の方の意見を聴いて議論をしたい。
    3)3− (1)内燃機関の承認の規制緩和
    ・制度上は(社)日本内燃力発電設備協会の認定制度は法の運用とは関係ないと
    いうことのようであるが、一般論として言えば、民間団体の認定制度が実質的に
    市場アクセスの障壁になった例はこれまでにもあるので、実態をよく調査の上、
    専門家会議で議論をしたい。
    4)3− (6)非法定計量単位に係る販売規制の緩和
    ・法定計量単位を使用することの重要性は理解できる。また、アメリカの計量単
    位を直す必要はあると思うが、我が国が非法定計量単位との併記まで規制するこ
    とは、過剰規制ではないか。
    5)4− (1)漁船用推進機関出力算定方法の明確化
    ・エンジンの性能について計測する必要性があったとしても、国際的な貿易の対
    象となっている品目の規格は、科学的根拠があり透明性のあるものでなければな
    らないのではないか。(漁船用エンジンの)現行の規格は外国製エンジンに不利
    なものではないかと疑われている。専門家の意見も聴いて検討する必要がある。
    
    6)4− (4)車両の高さの制限の緩和
    ・10年程前に日米間の懸案事項としてOTOで扱った背高コンテナに関連した
    案件であり、一定の制限を付した上で通行を認めるという形で解決したが、あれ
    から大分時間が経過した。本件は、港湾の案件同様、物流コストをいかに下げる
    かにかかわるものであり、現在の規制緩和の流れの中でもう一度見直してみるの
    は、高コスト是正という観点からも有意義と考えるので、検討してほしい。  
    7)4− (5)高速フェリー建造手続に係る提出書類の軽減・秘密保持の確保
    ・OTOで、2年前にアルミニウム製カー・フェリーに係る規格の問題を扱った
    。その後規格については問題がなくなったが、今度は融資について問題が生じて
    いるということのようだ。日本の規制はタマネギの皮のようにむいてもむいても
    出てくるという批判もあるので、本件は取り上げて検討すべき。
    8)4− (8)港湾関係料金引下げのための規制緩和
    ・これまでOTOでは、空港の問題は大分議論し、改善もしていると思うが、港
    湾の問題はあまり扱ってこなかった分野。港湾の問題も空港に劣らず、市場アク
    セスの面から重要であり、日本経済の高コスト構造の要因の一つとして、認識さ
    れてきた物流コストに直結する重要な分野である。国際的に魅力ある事業環境の
    創出という観点からも、専門家会議で十分検討したい。また、本件を検討する際
    には、「4−(7)港湾の労働時間」についても十分問題意識をもって検討する必要
    があるのではないか。
    9)5− (1)北米式枠組壁工法輸入住宅の規制緩和  
          5− (2)建設資材の国際基準の受入れ  
    ・この2件については、昨年度も同様の問題を審議している。所管省庁は平成8
    年度中に2×4工法の告示の改正を行う等の対応をするということであり、現在
    対応中であると思うが、再び提起されていることに鑑み、今日の問題提起内容を
    踏まえ、こうした問題がうまく解決されるように一層の対応を進めて欲しい。
   10)6− (1)マイクロフィルムによる文書保存の規制緩和
    ・不正が多くなるという懸念も出ているようだが、電子化の時代に(法人税法に
    基づく税務関係書類について、マイクロフィルムによる保存を認めないような)
    帳簿の保存の方法が古いのはおかしいので、ぜひ審議すべき。
    ・電子取引の時代なのでマイクロフィルムにとどまらず幅広く検討してほしい。
    
   11)6− (2)CATV給電電圧及び給電用ケーブルの形状規格の緩和
      6− (3)CATVに係る電線地中化費用の明確化及び道路占用申請手続きの簡
    素化・問題提起内容と対処方針がすれ違っているように思えるが、現場において
    本当に問題がないと言えるのか、実態をよく調べてみる必要があると思う。
   12)7− (3)輸入貨物に関わる法令手続機関の集積
    ・大蔵省、厚生省、農水省と多くの省に係わる案件であり、こうした案件はどこ
    かがリーダーシップを取らないと進まない可能性もあるので、OTOでよく議論
    して、方向性を示すことが必要な案件ではないか。実態の検討をお願いしたい。
   13)7−(10)輸入貨物に係る「関税・消費税」納期限延長に関する手続きの簡素化
    ・輸入手続きにかかる担保を海上・航空両方で共通に利用させて欲しいという問
    題であるが、情報システム設計上の問題があるのかもしれないが、専門家の意見
    をうかがって検討したい。
   14)7−(11)通関業者の保管する輸出入申告書等の保存の省略
    ・「6− (1)マイクロフィルムによる文書保存の規制緩和」と同様の案件と考え
    られる。立入検査ですぐ照合できるようにとの趣旨で保存が義務づけられている
    ようだが、同一の書類を複数箇所で保存するのは不効率と思われるので、専門家
    会議で議論したい。
   15)7−(13)休日における海上貨物の通関・搬出の許可
    ・海上貨物の問題であるので、「4− (8)港湾関係料金引下げのための規制緩和
    」と同様の観点から、併せて検討してはどうか。
   16)8− (1)上陸審査基準等の見直し
    ・昔は現地法人を設立するのと支店を設立することを区別する必要があったかも
    しれないが、ヒトの移動の問題がこれだけ激しくなると、現在ではそのような必
    要性は不明であり、一度見直す必要があると思われるので積極的に議論してみて
    はどうか。    

  議長の総括として、「専門家会議で審議すべき案件」と「各省庁で特に前向きに対
応してほしい案件」の2種類に分けて上記の委員の意見が整理された。その上で、以
下の15件については順次審議していくこととして了承された。
              2− (5)医療用具の未承認品目の輸入手続の緩和
  3− (1)内燃機関の承認の規制緩和                              
  3− (6)非法定計量単位に係る販売規制の緩和                    
  4− (1)漁船用推進機関の出力算定方法の明確化
  4− (4)車両の高さの制限の緩和                                  
  4− (5)高速フェリー建造手続に係る提出書類の軽減・秘密保持の確保
  4− (8)港湾関係料金引き下げのための規制緩和    
  6− (1)マイクロフィルムによる文書保存の規制緩和
  6− (2)CATV給電電圧及び給電用ケーブルの形状規格の緩和
  6− (3)CATVに係る電線地中化費用の明確化及び道路占用申請手続の簡素化
  7− (3)輸入貨物に関わる法令手続機関の集積        
  7−(10)輸入貨物に係る「関税・消費税」納期限延長に関する手続きの簡素化
  7−(11)通関業者の保管する輸出入申告書等の保存の省略
  7−(13)休日における海上貨物の通関・搬出の許可    
  8− (1)上陸審査基準等の見直し        
以下の5件は所管省庁で前向きに対応してほしい案件として了承された。      
  2− (2)栄養補助食品の形状等に係る規制緩和
  2− (3)栄養補助食品の副原料に係る規制緩和
  2− (6)化粧品等に関する規制緩和  
  5− (1)北米型枠組壁工法輸入住宅の規制緩和                  
  5− (2)海外の規格に適合する建築資材の受入れ等              
審議すべき案件のなかで以下の4件は早急に審議する案件として了承された。
  2− (5)医療用具の未承認品目の輸入手続の緩和  
  7− (3)輸入貨物に関わる法令手続機関の集積        
  7−(10)輸入貨物に係る「関税・消費税」納期限延長に関する手続きの簡素化
  8− (1)上陸審査基準等の見直し
  
  さらに、委員から意見の出なかった案件についても、本部でさらに検討を進め、そ
の結果を適当な時期に再度一括して報告し、さらに検討が必要と判断される案件が出
た場合には個別に審議することとされた。

議題(2) 
  第6回苦情処理部会(8月22日開催)の審議状況について、部会長を務めた行天
委員から、1)OTO495番「アネロイド型血圧計の検査期間等について」が第5回
苦情処理部会後、当部会で出された委員の意見を踏まえ所管省で取っていく対応につ
いて申立者が納得し処理済とされたこと、2)最近の苦情受付・処理状況について事務
局から報告がなされたこと、3)OTOミッションについて報告されたこと、が報告さ
れた。

議題(3) 
  平成8年度海外派遣ミッションの結果について、団長を務めた行天委員(オースト
ラリア・ニュージーランド、7月26日〜8月3日)及び大河原議長(イギリス・ベル
ギー・スウェーデン・デンマーク、9月17日〜26日)から報告がされた。
・オーストラリア政府は積極的にOTOを利用する意向であり、有意義な意見交換が
できた。
・ニュージーランドでは、規制改革の実情について各方面から意見聴取ができた。規
制緩和を進めるに従って苦情処理はその重要性を増すということをオンブズマン(議
会の制度)の事務局が強調していて印象に残った。
・欧州ミッションでは、94年2月にOTOが機能強化され、処理能力が向上したこ
とが歓迎された。
・OTOに対し、「OTOが受け身で、問題提起に対し、応えていくということだけ
でなく、より積極的に市場開放のために役割を果してほしい」(英国ネルソン貿易産
業閣外大臣)、「苦情を個々に処理するだけでなく、より一般的、原則的立場に立っ
ての処理をしてもらえないか」(スウェーデン民間団体)というOTOの役割に対し
て強い期待が表明された。

(委員からの意見)
  ・自分も、欧州に出張したおり、某国の首脳から、日本の市場アクセス改善にかか
  る要望があったので、OTOの活動、実績を説明したところ、大変な関心を示され
  、今後是非利用したいとの話があった。OTOミッションでは、イギリスでも、ス
  ウェーデンでも、こうした問題は、個々に処理するだけではなく一般化して包括的
  に処理してほしいという意見が出されている。私もこの席で同じことを発言したこ
  ともあり、あちらこちらで同じような主張をしている。同様の趣旨の発言がミッシ
  ョンで出されたということなので、これから議論を深め、合意が得られれば首相に
  建議したらどうか。
  ・なるべく一般化して処理すべしという意見はもっともであり、OTO推進会議に
  建議機能が付与されているので、この機能を活用する方法について、検討すること
  が重要。建議機能は、個別の各案件に共通する事項について審議し、本部に対し意
  見を述べることであるので、まず事務局で、これまで問題提起プロセスや個別苦情
  処理で受け付けた案件を整理して、OTOの目的である市場アクセスに関する提言
  としてどのようなことが言えるか検討を進めるべき。そういう共通事項の整理をし
  た上で、検討の方法、建議の方向について、改めて委員で議論をする場を設けては
  如何か。
  ・行政改革について、いろいろな場で議論が行われているが、OTOとして建議を
  するのであれば、OTOが役所と民間の接点で何が起こっているかについて生の情
  報に接しているという強みを生かして、望ましい政府部門の民間への態度を具体的
  な形でまとめてはどうか。

  議長の総括として、OTO推進会議が持っている機能を十分発揮して、現在、政府
が取り組んでいる規制緩和や市場開放、諸外国の要望に応えるという役割を果たす方
向で考えてはどうか思う。これまで取り上げられた問題あるいは、とりあげつつある
問題に「共通する事項」ということがキーワードになってくるでしょうから、OTO
で過去受け付けた個別苦情545件や問題提起の案件を整理すれば、おそらく、そこ
から共通する問題点が浮かび上がってくるはずであり、それらが、もし政府関係当局
で十分取り入れられてないなら、ぜひ積極的に取り上げてもらうということが考えら
れる。それを出発点として対応していくのが一番望ましい方法ではないかと思うがど
うか(委員一同了承)。
  それでは、まず、事務局でOTOで過去受け付けた個別苦情や問題提起の案件を整
理してもらう、その作業の結果を3月までの適当な時期までに推進会議に報告しても
らい、推進会議において今後どのような内容にまとめていくかについて、専門委員に
も加わっていただいて委員全体で改めて議論するということにしたいととりまとめ、
了承された。

古川内閣官房副長官(OTO対策本部幹事長)挨拶
  我が国は、今、かつてない大きな転換期にあり、行政改革は焦眉の急である。大胆
な規制の撤廃・緩和を進めるとともに、簡素で効率的な行政の実現を目指していると
ころ。
  我が国の市場アクセスの改善を求める諸外国の声には依然として根強いものがあり
、行政改革推進本部において、内外事業者等からの意見・要望を聴取した際にも、規
制緩和に加えて市場アクセス改善を求める意見が出されている。こうした中で、具体
的問題に即して市場アクセスの改善を推進するOTOの活動は、従前にも増して重要
なものとなっている。
  政府としては、問題提起を受けて取りまとめていただく御意見を最大限に尊重し、
年度末を目途に具体的な対応を決定したい。このため、28日にOTO対策本部の幹
事会を開催し、関係省庁の事務次官等に対し、皆様のご審議に関係各省庁が十分協力
するよう、私より、指示したい。

(速報のため事後修正の可能性あり)

                                                                             (別  添) 


              我が国の基準・認証制度等に関する外国人事業者等からの問題提起


                                                                        平成8年11月27日
                                                                        経済企画庁調整局
                                                                        OTO事務局
 1  動植物・食品関係
┏━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━┓
┃番号┃          案          件          名          ┃    問題提起者    ┃  所管省庁  ┃
┣━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━╋━━━━━━┫
┃ (1)┃ベルギー産ピーマン等の輸入に係る植物検疫制度の┃在日ベルギー・ルク┃農林水産省  ┃
┃    ┃明確化                                        ┃センブルグ商業会議┃            ┃
┃    ┃                                              ┃所                ┃            ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (2)┃植物検疫制度の簡素化・明確化                  ┃日本貿易会        ┃農林水産省  ┃
┃    ┃                                              ┃東京商工会議所    ┃            ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (3)┃農水省検疫と厚生省検疫の手続の一元化          ┃東京商工会議所    ┃厚生省      ┃
┃    ┃                                              ┃                  ┃農林水産省  ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (4)┃食品添加物の使用基準の国際的整合化            ┃東京商工会議所    ┃厚生省      ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (5)┃食品検査等の簡素化                            ┃東京商工会議所    ┃厚生省      ┃
┗━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━┻━━━━━━┛
                                                                                            
2  医薬品・医療用具・化粧品関係
┏━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━┓
┃番号┃          案          件          名          ┃    問題提起者    ┃  所管省庁  ┃
┣━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━╋━━━━━━┫
┃ (1)┃体外診断用医薬品等の国際基準との整合化        ┃在日ベルギー・ルク┃厚生省      ┃
┃    ┃                                              ┃センブルグ商業会議┃            ┃
┃    ┃                                              ┃所                ┃            ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (2)┃栄養補助食品の形状等に係る規制緩和            ┃駐日米国大使館    ┃厚生省      ┃
┃    ┃                                              ┃東京商工会議所    ┃            ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (3)┃栄養補助食品の副原料に係る規制緩和            ┃東京商工会議所    ┃厚生省      ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (4)┃医薬品承認審査に係る海外データの受入れ        ┃東京商工会議所    ┃厚生省      ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (5)┃医療用具の未承認品目の輸入手続の緩和          ┃東京商工会議所    ┃厚生省      ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (6)┃化粧品等に関する規制緩和                      ┃東京商工会議所    ┃厚生省      ┃
┗━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━┻━━━━━━┛
  

3  工業関係等
┏━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━┓
┃番号┃          案          件          名          ┃    問題提起者    ┃  所管省庁  ┃
┣━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━╋━━━━━━┫
┃ (1)┃内燃機関の承認の規制緩和                      ┃在日米国商工会議所┃通商産業省  ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (2)┃香港からの絹織物の輸入に係る事前確認制度の    ┃香港経済貿易代表部┃通商産業省  ┃
┃    ┃即時撤廃                                      ┃                  ┃            ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (3)┃繊維製品の輸入に係るセーフガード措置の再検討  ┃香港経済貿易代表部┃通商産業省  ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (4)┃X線フィルムの分類基準の明確化                ┃在日ベルギー・ルク┃通商産業省  ┃
┃    ┃                                              ┃センブルグ商業会議┃            ┃
┃    ┃                                              ┃所                ┃            ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (5)┃電気用品の規格の国際的整合化・相互承認        ┃東京商工会議所    ┃通商産業省  ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (6)┃非法定計量単位に係る販売規制の緩和            ┃東京商工会議所    ┃通商産業省  ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (7)┃冷凍設備に関する規制緩和                      ┃東京商工会議所    ┃通商産業省  ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (8)┃附属冷凍に対する規制緩和                      ┃東京商工会議所    ┃通商産業省  ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃ (9)┃容器再検査期間の緩和                          ┃東京商工会議所    ┃通商産業省  ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃(10)┃他プラントと高圧ガス機器との保安距離の緩和    ┃東京商工会議所    ┃自治省      ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃(11)┃危険物貯蔵タンクの材料規格の適合範囲の緩和    ┃東京商工会議所    ┃自治省      ┃
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4  運輸・交通関係等
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┃番号┃          案          件          名          ┃    問題提起者    ┃  所管省庁  ┃
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┃ (1)┃漁船用推進機関の出力算定方法の明確化          ┃在日米国商工会議所┃農林水産省  ┃
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┃ (2)┃船舶用エンジンの輸入検査の見直し              ┃在日米国商工会議所┃運輸省      ┃
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┃ (3)┃キャンピング・トレーラの構造基準の緩和、および┃日本貿易会        ┃運輸省      ┃
┃    ┃キャンピング・トレーラに係わる保管場所法の扱い┃                  ┃警察庁      ┃
┃    ┃について                                      ┃                  ┃            ┃
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┃ (4)┃車両の高さの制限の緩和                        ┃東京商工会議所    ┃建設省      ┃
┃    ┃                                              ┃                  ┃警察庁      ┃
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┃ (5)┃高速フェリー建造手続に係る提出書類の軽減・秘密┃駐日オーストラリア┃運輸省      ┃
┃    ┃保持の確保                                    ┃大使館            ┃            ┃
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┃ (6)┃積載・牽引に係る許可申請窓口の統一            ┃東京商工会議所    ┃警察庁      ┃
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┃ (7)┃港湾の労働時間                                ┃駐日インドネシア大┃運輸省      ┃
┃    ┃                                              ┃使館              ┃            ┃
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┃ (8)┃港湾関係料金引き下げのための規制緩和          ┃在日ベルギー・ルク┃運輸省      ┃
┃    ┃                                              ┃センブルグ商業会議┃            ┃
┃    ┃                                              ┃所                ┃            ┃
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5  建設関係
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┃番号┃          案          件          名          ┃    問題提起者    ┃  所管省庁  ┃
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┃ (1)┃北米型枠組壁工法輸入住宅の規制緩和            ┃横浜商工会議所    ┃建設省      ┃
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┃ (2)┃海外の規格に適合する建築資材の受入れ等        ┃日本貿易会        ┃建設省      ┃
┃    ┃                                              ┃東京商工会議所    ┃            ┃
┃    ┃                                              ┃在日米国商工会議所┃            ┃
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6  情報・通信関係
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┃番号┃          案          件          名          ┃    問題提起者    ┃  所管省庁  ┃
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┃ (1)┃マイクロフィルムによる文書保存の規制緩和      ┃在日米国商工会議所┃大蔵省      ┃
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┃ (2)┃CATV給電電圧及び給電用ケーブルの形状規格の┃日本貿易会        ┃通商産業省  ┃
┃    ┃緩和                                          ┃                  ┃            ┃
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┃ (3)┃CATVに係る電線地中化費用の明確化及び道路占┃日本貿易会        ┃建設省      ┃
┃    ┃用申請手続の簡素化                            ┃                  ┃            ┃
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7  輸入手続関係
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┃番号┃          案          件          名          ┃    問題提起者    ┃  所管省庁  ┃
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┃ (1)┃電算システムの活用による書類提出の簡素化      ┃横浜商工会議所    ┃通商産業省  ┃
┃    ┃                                              ┃                  ┃農林水産省  ┃
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┃ (2)┃輸入包括事前審査制度の推進                    ┃横浜商工会議所    ┃大蔵省      ┃
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┃ (3)┃輸入貨物に関わる法令手続機関の集積            ┃横浜商工会議所    ┃大蔵省      ┃
┃    ┃                                              ┃                  ┃厚生省      ┃
┃    ┃                                              ┃                  ┃農林水産省  ┃
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┃ (4)┃特恵関税適用のための原産地証明書に係る輸入手続┃日本貿易会        ┃大蔵省      ┃
┃    ┃の簡素化                                      ┃                  ┃            ┃
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┃ (5)┃加工又は組立のため輸出された貨物を原材料とした┃日本貿易会        ┃大蔵省      ┃
┃    ┃製品の減税に係る原材料輸出手続きの簡素化      ┃                  ┃            ┃
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┃ (6)┃委託加工品の再輸入に係る関税賦課方式          ┃日本貿易会        ┃大蔵省      ┃
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┃ (7)┃不良品の修理等に係る再輸入時の免税手続きの簡素┃東京商工会議所    ┃大蔵省      ┃
┃    ┃化                                            ┃                  ┃            ┃
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┃ (8)┃関税分類の簡素化及び明確化                    ┃東京商工会議所    ┃大蔵省      ┃
┃    ┃                                              ┃日本貿易会        ┃            ┃
┃    ┃                                              ┃在日ベルギー・ルク┃            ┃
┃    ┃                                              ┃センブルグ商業会議┃            ┃
┃    ┃                                              ┃所                ┃            ┃
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┃番号┃          案          件          名          ┃    問題提起者    ┃  所管省庁  ┃
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┃ (9)┃関税率等適用の統一                            ┃東京商工会議所    ┃大蔵省      ┃
┃    ┃                                              ┃                  ┃厚生省      ┃
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┃(10)┃輸入貨物に係る「関税・消費税」納期限延長に関す┃東京商工会議所    ┃大蔵省      ┃
┃    ┃る手続きの簡素化                              ┃                  ┃            ┃
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┃(11)┃通関業者の保管する輸出入申告書等の保存の省略  ┃東京商工会議所    ┃大蔵省      ┃
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┃(12)┃輸入品を無為替輸出する場合のE/L 取得手続きの時┃東京商工会議所    ┃通商産業省  ┃
┃    ┃間短縮                                        ┃                  ┃            ┃
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┃(13)┃休日における海上貨物の通関・搬出の許可        ┃東京商工会議所    ┃大蔵省      ┃
┃    ┃                                              ┃                  ┃厚生省      ┃
┃    ┃                                              ┃                  ┃農林水産省  ┃
┠──╂───────────────────────╂─────────╂──────┨
┃(14)┃輸入通関手続等の改善                          ┃東京商工会議所    ┃厚生省      ┃
┃    ┃                                              ┃                  ┃農林水産省  ┃
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┃(15)┃輸入検査のスピードアップ                      ┃東京商工会議所    ┃大蔵省      ┃
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8  その他
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┃番号┃          案          件          名          ┃    問題提起者    ┃  所管省庁  ┃
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┃ (1)┃上陸審査基準等の見直し                        ┃在日ベルギー・ルク┃法務省      ┃
┃    ┃                                              ┃センブルグ商業会議┃            ┃
┃    ┃                                              ┃所                ┃            ┃
┃    ┃                                              ┃東京商工会議所    ┃            ┃
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┃ (2)┃外国会社の日本における発起人及び代表者の定住要┃在日ベルギー・ルク┃法務省      ┃
┃    ┃件の緩和                                      ┃センブルグ商業会議┃            ┃
┃    ┃                                              ┃所                ┃            ┃
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┃ (3)┃研修生及びビジネスマンの査証発給手続の簡素化・┃東京商工会議所    ┃外務省      ┃
┃    ┃迅速化                                        ┃                  ┃            ┃
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┃ (4)┃中央競馬における外国産馬の出走枠及び海外居住者┃駐日オーストラリア┃農林水産省  ┃
┃    ┃の馬主登録に関する規制の緩和                  ┃大使館            ┃            ┃
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                                                        合計  54件


                                    [問い合わせ先]
                              経済企画庁調整局市場開放問題苦情処理対策室
                                  直通    3581−5469