第6回OTO推進会議苦情処理部会議事要旨
(平成8年8月29日)
- 日 時 平成8年8月26日(月) 15:00〜16:20
- 場 所 経済企画庁官房会議室(729 号室)
- 出席者 行天部会長、片岡専門委員、金森専門委員、兼重専門委員、児玉専門委員
細川専門委員、本田専門委員、村上専門委員
滑川市場アクセス対策統括室長代理、永谷市場アクセス対策統括室次長、
内村市場アクセス対策統括室次長、田中市場アクセス対策統括室次長、
淺見市場アクセス対策統括室次長、川口OTO対策官
議題
- OTO番号495番「アネロイド型血圧計の検査期間等について」
- 市場開放問題苦情処理対策本部の苦情受付・処理状況(案)
- 行天OTO推進会議委員ミッションのオーストラリア・ニュージーランド訪問について
議事概要
議題1)
- 事務局から配付資料に基づき説明
- 第5回苦情処理部会(平成7年11月13日)において委員から出された意見を踏まえ、 通産省が、再度対応を検討し申立者への説明、八城委員(前回部会の部会長)による
調整を経て、今後通産省が取っていく対応(検定の処理期間短縮の指導、血圧計の標
記義務をなくすこと等)について申立者が理解を示したので、最終的に申立者の納得
を得て処理済とされた。
- 審議における主な意見
- 計量行政審議会へ申立者の意見、苦情処理部会の審議内容等を報告することが処理内 容の一つにあるが、その後はどうなるのか。
- 「指定製造事業者制度」については、他の案件でも同様の制度についてよく話がでる が、予想されるメリットより指定を受けるための手間が大変で、こちらが思っている
ほど、外国側は評価していないのではないか。品質管理体制を担保することが必要な
らISO9000 適合の認定を取っていることでよいのでないか。役所が経営内容を審査す
るのも事実上かなり困難ではないのか。
- 検定を受けなければ販売できないといった問題については、本案件に限らず、同種の 機器について一般的な問題としてまとめて検討すべきではないか。
議題2)
- 事務局から配付資料に基づき説明
- 前回の部会(平成7年11月13日)以降、新たに6件受付け、その時処理中または検討 中であった21件とあわせ、計27件について、16件が新たに処理済となり、現在11件が
処理中であることを報告。
- 新たに処理済となった案件及び処理中の案件計27件について、その概要を説明。
- 審議における主な意見
- 手続的、形式的なことで、外国企業に負担をかけすぎているのではないか。例えば、 短時間の実地試験では安全性上問題がないことは確認できないし、事業計画書の提出
で経営が適正で安定的であることがわかるとも思えないが、こうした形式的なことが
実は負担になって外国企業が排除されている面があるのではないか。
- 業界団体に関する苦情がでているのは、その団体の運営について民主性、透明性が確 保されていないからではないか。
- 本省と現場の対応に乖離している部分があるのではないか。回答において、本省がO Kと言っていても、現場がわかっているか心配である。
- 議長総括
- 苦情受付・処理状況については、当部会として結構であると考えるので、関係省庁連 絡調整会議において決定の上、公表して頂きたい。
- 本日、委員から出された意見については十分念頭に入れて処理して頂きたい。未処理 のものについては、さらに努力してもらいたい、その際には、関係省庁も十分協力し
てもらいたい。
議題3)
- 事務局から配付資料に基づき説明
- 平成8年7月27日から8月3日にかけて、行天OTO推進会議委員を団長として派遣 されたOTOミッションの訪問先、意見交換者及び意見交換において出された意見に
ついて説明。豪州、NZ側からはOTOを効果的な制度として評価する前向きな意見
が多かった。また。NZでは、自国の経験から公共部門の縮小に伴って、オンブズマ
ン制度が必要になってくるとのコメントがあった。
─── 以 上 ───
(速報のため事後修正の可能性あり)
[問い合わせ先]
経済企画庁調整局市場開放問題苦情処理対策室
TEL 3581−5469(直通)