個別苦情個票

ＯＴＯ番号	665	各省庁番号	文科-3
受付日付	平成15年6月17日	受付省庁	内閣府
担当省庁	文部科学省	関係法令
苦情申立者	国内業者	輸入先	フランス
事例名	日本ペタンク協会の公認球に関する判断及びルールの見直し
処理内容	1．苦情の概要 (1) 日本ペタンク協会（Federation Japonaise de Petanque, FJP）発行のペタンク競技ルールハンドブックによると、「ペタンクボールには、競技用ボールとレジャー用の２種類ありますが、競技用ボールは、国際連盟もしくは日本ペタンク協会が公認したものでなければなりません。日本協会ならびに加盟団体が主催する国内大会において使用できるボールは、日本協会が公認したものでなければなりません。」と記載されている。このように、日本ペタンク協会は、国際連盟が公認したボールであるが日本ペタンク協会が公認していないボールは、日本ペタンク協会ならびに加盟団体が主催する国内大会において使用できないとしている。そのようなボールを日本協会ならびに加盟団体が主催する国内大会で使用するためには、日本ペタンク協会による公認球カードの発行が必要とされ、ボールの使用者は日本ペタンク協会にセットボール（ボール３個）につき5000円を支払わなければならない。 (2)苦情申立者は、国際連盟の公認球をフランスから輸入し販売している。苦情申立者から国際連盟の公認球を購入した消費者は、そのボールを日本協会ならびに加盟団体が主催する国内大会で使うためには、上述のとおり日本ペタンク協会にセットボール（ボール３個）につき5000円を支払わなければならない。また、消費者が直接、国際連盟の公認球を購入した場合においても、そのボールを日本協会ならびに加盟団体が主催する国内大会で使うことはできず、使用するためには同様の手続きが必要とされている。現在のペタンク協会のルールは、消費者の国際連盟公認球の購買意欲を阻害するものであり、対日輸出の障壁となっている。 (3) 以上のことから、日本ペタンク協会は、国際連盟が公認したボールに対しては、日本ペタンク協会を経由しなくても、公認球として扱い、ボール使用者は5000円を支払うことなしに、日本ペタンク協会ならびに加盟団体が主催する国内大会において使用出来るようにルールを改正し、その旨を周知徹底して頂きたい。また、次の点について回答頂きたい。 1) なぜ日本ペタンク協会は、国際連盟の公認球を日本ペタンク協会ならびに加盟団体が主催する国内大会で使用することを認めないのですか。 2) 日本ペタンク協会は、日本ペタンク協会の公認球と判断するために、どのような検査、手続きを行っているのですか。 3) 国際連盟の公認球を日本ペタンク協会ならびに加盟団体が主催する国内大会で使用するために、なぜ消費者は日本ペタンク協会に5000円支払わなければならないのですか。 2．担当省から以下のとおり回答。日本ペタンク協会の公認球に関する判断及びルールの見直しについては、日本ペタンク協会が文部科学省所管の公益法人ではないため、何らかの指導を行うことはできない。なお、本苦情の趣旨を日本ペタンク協会に伝えたところ、今後、業者の方が公認球を巡る問題について協議の場を設定して頂けるのであれば、いつでも応じさせていただく所存であるとの回答があった。
処理分類	処理済（平成15年７月３日）	検討の方向	②－イ ④
備考	平成15年６月30日付文書にて回答。

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