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市場開放問題苦情処理推進会議第1回報告書(平成6年5月13日) [本部決定] [フォローアップ]

1-(1) グレープ・ジュース濃縮液の規格基準(JASマーク)の国際的整合化

○ 問題提起者:在日オーストラリア・ニュージーランド商業会議所、駐日オーストラリア大使館

○ 所管省庁:農林水産省

○ 問題提起の内容

申立者からは、グレープ・ジュース濃縮液に関するJASマークの認定基準は、日本国内及び米国の製品の成分を基に定められているため、オーストラリアの製品についてはJASマークが貼付されない。しかし、オーストラリアの製品は、品質、安全性には問題がないと考えられるので、これを対象とするようJAS規格(特に、アミノ態窒素の基準)を改正しオーストラリア等における基準との整合化を図るべきとの問題提起がなされた。

○ 検討結果

グレープ・ジュースのJAS規格については、従来は赤系ぶどう果汁に対応したものであったが、今般、農林物資規格調査会において白系ぶどう果汁に対応するための規格の改正案が了承されたところである。所管省では、所要の手続きを経た上可能なかぎり速やかに同案に基づき告示を改正するための作業を進めることとしている。

この方針は評価できるものであり、これにより申立者の要望は満たされるものと考えられる。


OTO対策本部決定(平成6年6月24日) [報告書] [フォローアップ]

1-(1) グレープ・ジュース濃縮液のJAS規格の改善

白系ぶどう果汁に対応するためのJAS規格の改正については、先般農林物資規格調査会で了承された改正案に基づき、平成6年7〜8月を目途に告示の改正を行う。


フォローアップ(平成7年6月5日) [報告書] [本部決定]

1-(1) グレープジュース濃縮液の規格基準(JASマーク)の国際的整合化

ぶどう果汁のJAS規格について、白系ぶどう果汁に対応するため、果実飲料の日本農林規格(JAS)を改正(平成6年10月告示、11月施行)し、従来のぶどうの搾汁の基準値のほかに、白系ぶどうの搾汁の基準値を設定した。