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市場開放問題苦情処理推進会議第1回報告書(平成6年5月13日)

1-(6) 子供服の輸入に係る技術的要件の緩和

○ 問題提起者:駐日フランス大使館

○ 所管省庁:厚生省

○ 問題提起内容

子供服に係る技術的要件が、日本では欧州で通常要求される水準より厳し過ぎるので緩和して欲しい(フォルムアルデヒドの含有量について)。

○ 所管省庁における対処方針

繊維製品中のホルムアルデヒドについては、抗原性が高く、皮膚障害の原因の一つとなっているので、皮膚刺激性試験、粘膜刺激性試験、アレルギー性試験等に関するデータを基に、生活環境審議会で安全性の評価を行い、繊維製品中の含有量に関して基準が定められている。特に乳幼児用製品に関しては、乳幼児の化学物質に関する感受性が高いこと等を考慮してホルムアルデヒドを検出してはならないとしている。従って、この基準は健康被害(皮膚アレルギー)を防止するために必要な基準であり、現行基準を維持する。