OTOデータベース HOME

市場開放問題苦情処理推進会議第3回報告書(平成8年3月18日)

1-(9) 食品等輸入時検査の簡素化

○ 問題提起者:東京商工会議所

○ 所管省庁:厚生省

○ 問題提起内容

米国産ピスタチオ、アーモンド、クルミ等ナッツ類のアフラトキシン検査、フランス産フルーツピューレのソルビン酸、二酸化イオウの検査等輸入の都度、自主検査の要求が厳しい。一度自主検査を行なって問題がなかった商品は、一定期間検査を免除すべき。

○ 所管省庁における対処方針

ピスタチオ、アーモンド、クルミ等ナッツ類のアフラトキシン検査については、その毒性の強さ、汚染が不均質であること、生産地や輸送途中における汚染拡大の可能性を勘案し、検査頻度、サンプリング方法等を決定している。ピスタチオについては輸入届出ごとに全ロット、アーモンド、クルミについては半数のロットについて検査を実施しており、検査頻度等の緩和については難しいと考えている。

フルーツピューレのソルビン酸、二酸化硫黄の検査については、原材料、製造方法、製造者等が同一の食品等を輸入する場合、初回輸入時の検査成績書の写しを添付することにより6か月間、当該検査項目についての輸入時の検査を省略している。

また、食品のうち、ワイン等同一原材料により同一時に同一製造所において製造したことが明白と判断されるものについては、初回の検査成績書の写しを添付することにより、無期限に輸入時の検査を省略している。

(備考)
問題提起者の見解は以下のとおり。
「今回の対処方針に満足」