平成15年5月6日
医療・福祉WG
主査 鈴木良男
医療・福祉の両分野ともに網羅的にフォローアップを行う中で、特に医療分野においては、患者本位の医療サービス実現のための基礎でありながら改革が遅れている「医療のIT化推進」に重点を置き、より具体的な改革の手法を含めて議論し、提言を行う。
併せて本年度後期の議論に向け、医療・福祉分野における新たな検討事項についても掘り起こしを行う。
レセプトのオンライン請求を中心とする電子的請求の原則化
IT化の進展著しい韓国の状況等を踏まえた具体的な改革手法の提言
電子レセプトの規格の充実・強化及び使用の普及促進
傷病名、手術名、処置名等のコード統一と普及
カルテの電子化、用語・コード・様式の標準化
カルテにおける用語・コードをレセプトと統一
将来的にカルテからレセプトが機械的に作成される仕組みの構築
診療報酬点数算定ルールの明確化、簡素化
EBMの推進
診療ガイドラインの拡充
医療の実態を把握、評価するためのデータベース整備
国民向けの診療ガイドラインの整備
複数の医療機関による患者情報の共有
民間事業者等への保管場所の範囲拡大等をセキュリティ確保策と合わせ検討
保険者と医療機関の協力関係の充実(いわゆる個別契約の容認:平成14年度未措置事項)など、既往の閣議決定事項の実施状況を注視
以上