平成15年9月3日(水)14:30〜15:00
永田町合同庁舎総合規制改革会議大会議室
宮内義彦議長、鈴木良男議長代理、奥谷禮子、河野栄子、佐々木かをり、高原慶一朗、古河潤之助、村山利栄、安居祥策、八代尚宏、米澤明憲の各委員
石原規制改革担当大臣
小平政策統括官、河野審議官、福井審議官、浅野間審議官、宮川事務室長、中山事務室次長
議事に先立ち、議長より本日の本会議の議事次第に関し、「会議として年末に向け取り上げるべき課題」について意見交換を行う予定であったが、委員間での意見調整途上であることから、本会議への付議は延期する旨、報告があった。
事務局より今後のスケジュールを報告の後、高原主査より取組状況全般に亘る報告、各主査より担当WGにおける検討状況について報告を行った(但し、主査が欠席である法務・金融・競争政策WG、雇用・労働WG、住宅・土地・公共工事・環境WGについては、事務局より報告を行った。)。
構造改革特区推進室との連携の観点から、同室が構造改革特区推進本部決定を予定している9月中旬に政府決定を行うことを目途としている。
これに向け、現在各WGによる折衝、並びに事務室による折衝を行っているところ。
構造改革特区推進室と連携の下、7月18日より事務局を中心に関係省庁に対する検討、再検討要請を実施。
再検討要請に対する関係省庁の回答状況を踏まえ、8月18日に各WG主査に重要項目案(35項目)を提示し、各WGでの検討を依頼。並行して、事務局による折衝も継続実施。
以降、各WGを精力的に開催頂き、本日に至っているところ。
今後のスケジュールについては、事務局より報告の通りであるが、今後、構造改革特区推進本部は大臣折衝等よりハイレベルな交渉過程を強力に押し進める予定と聞いており、当会議もこれに合わせ、各WGによる折衝を精力的に行い、9月中旬の政府決定を為すことができるよう、引き続き議長をはじめ各委員のご協力、ご尽力をお願いしたい。
6項目を取り上げ交渉を行っているが、うち4項目については、全部又は一部について概ね合意が得られつつある状況。
その他の事項については、交渉中であるものの、短期間での成果獲得は困難と認識している。
医療、福祉、運輸分野に関わる事項6項目について交渉中、若しくは明日交渉を予定。
関係省庁の主張に理のない事項、あるいは当会議としては長年に亘り取組んでおり残課題は時期の明確化のみとなっている事項があり、各々に応じ交渉に取組むこととする。
2項目を取り上げ交渉中。いずれも概ね合意が得られつつあるものの、細部について詰めるべき事項があり、継続検討を行っているところ。
7項目を取り上げ交渉を行っているが、うち2項目については、概ね合意が得られつつある状況。但し、細部については詰めるべき事項があり、継続検討を行っているところ。
残る5項目については、継続交渉を行っている状況。
初めに先に高原主査よりご報告の全体状況について若干補足。現在、82項目について政府決定すべく関係省庁と協議を行っているところ。うち40〜50項目について、概ね合意が得られつつある状況と認識。引き続き、各主査とご相談しつつ進めて参りたい。
住宅・土地・公共工事・環境WG関連では、3項目を取り上げ交渉中。うち1項目については、概ね合意が得られつつある状況。
法務・金融・競争政策WG関連では、8項目を取り上げ交渉中。うち2項目については、概ね合意が得られつつある状況。
雇用・労働WG関連では、3項目を取り上げ、明後日にWGを開催し交渉を実施する予定。
●次回の課題として、全国ベース規制改革の要望項目の選定基準のもう一段の明確化が望まれるとの印象がある。詳細の検討を行う中で、要望によってはその主張自体にやや無理があるものもあり、事務局による事前の精査をお願いしたいところ。
●今後の課題として、高原主査とよく協議されたい。
政府決定まで残された時間は僅かだが、引き続き折衝にご尽力頂きたい。また、事務局も同様に、取り纏めに向け注力されたい。
宮内議長より本会議関係者に対し、昨日、一部新聞等において「会議として年末に向けて取り上げるべき課題」の調整中の情報が報道されたことを受け、会議の運営等に支障をきたしかねない事象であり、関係各位は情報の適切な管理に努められるよう、強い要請があった。
事務局より、次回本会議開催日程は未定であり、改めて通知する旨報告があった。
以上
(文責 総合規制改革会議事務室)