主要「官製市場」分野における改革

「教育」分野において重点的・集中的検討が求められる項目(案)

東洋大学助教授 白石真澄

構造改革特区制度の一評価委員として、「教育」部会に参加する立場から、教育に関する規制改革のあり方について検討すべき項目として、以下の内容を提案したい。

1.教育現場への権限委譲→ヒト、モノ、カネの裁量の拡大

各地域の現場が自主性を発揮し、地域の実情に応じた特色ある学校づくりを推進することや、きめこまやかな指導によって学力の向上をはかり、国際競争に勝てる人材を育成することが求められている。

2.利用者の選択肢の拡大→多様な主体の参入および競争促進

学校教育に対する国民に要請は高度化、多様化が進んでいる。すでに構造改革特区では、株式会社やNPOによる学校などが動き始めているが、さらに多様な主体の参入を促進し、競争環境をつくることで教育の質を向上させ、利用者にとっての選択肢の拡大をはかる必要がある。

以上


内閣府 規制改革・民間開放推進会議