第4章 指標の体系化と現行の指標の課題(1.3)
1. 指標の体系化
1.3. 子供の貧困対策の目標及び把握すべき状況の整理
以上を踏まえ、法や大綱における子供の貧困対策の目標を分類整理し、それぞれの目標について把握すべき状況を改めて整理すると、以下のとおりとなる。
(ア)目標 把握すべき状況 |
:教育の機会均等 ① 就学等の状況 ② 学習習熟度 |
(イ)目標 把握すべき状況 |
:健やかな成育環境 ① 健康・生活習慣 ② 社会的つながり ③ 保護者の就労状況 ④ 所得 |
このように、把握すべき状況に対応した指標を整理・選定し、体系化を行うことにより、子供の貧困を多面的に捉えることが可能になると考えられる。