第4章 指標の体系化と現行の指標の課題(2.1.2)
2. 現行指標の体系化、課題
2.1. 現行指標の整理
2.1.2. 「子供の属性(世帯属性)」への該当状況
現行の25指標を、子供の世帯属性別に分類したところ、低所得世帯・生活保護世帯等の困窮状態にある子供・世帯を対象とした指標は、子供の貧困率と、前述の「就学環境の整備」に分類される7項目の計8項目となっている。
「ひとり親家庭の子供」を対象とした項目(25項目中8項目)には、進学・就職に関する項目や親の就業状況を把握する項目、貧困率など幅広い項目が含まれている。
一方、「生活保護世帯の子供」を対象とした項目(25項目中5項目)、「児童養護施設の子供」を対象とした項目(25項目中5項目)はいずれも進学・就職に関する項目となっている。
図表4-3 現行の25指標と対象とする子供の属性(世帯属性)の該当状況