イ　NPO等の活動基盤の整備
　ボランティア活動の基盤の整備について、市区町村社会福祉協議会が行うボランティア活動入門講座の開催、情報誌の発行、登録・あっせん・相談、ボランティア活動拠点づくり支援等、都道府県・指定都市社会福祉協議会が行う社会人福祉活動体験事業、シニアボランティア団体の育成のための養成研修等、全国社会福祉協議会が行う都道府県等の担当者の研修、全国的な広報、啓発等の各社会福祉協議会におけるボランティアセンターの活動等を引き続き支援する。
　また、地域の教育力の再生を図るため、地域におけるボランティア活動促進のための多彩なプログラム開発を行う事業を実施し、ボランティア活動の全国的な展開を推進するとともに、国民一人一人が日常的にボランティア活動を行い、相互に支え合う地域社会を実現するため、ボランティア活動推進フォーラムの開催や広報啓発・普及活動を実施する。
　さらに、学校の校庭や教室等に安全・安心して活動できる子どもの居場所（活動拠点）を設け、地域の大人の協力を得て、小・中学生を対象とした、放課後や週末における様々な体験活動や地域住民との交流活動等を実施するとともに、特に週末においては、地域の専門的知識や技能を有する人材を講師などとして活用した「週末チャレンジ教室」を実施し、子どもたちにとって、より高度で魅力的な学習活動、体験活動の機会を提供する。
　市民が行う自由な社会貢献活動を促進するため、平成17年度より、活動を行う団体の運営に必要な人材の育成や先駆的な活動の企画・実施・評価等への総合的な支援を行う。また、特定非営利活動法人（以下「NPO法人」という。）に関する情報提供の充実を図るため、全国のNPO法人等に係る情報を一元的に入手可能とする「NPO法人情報ポータルサイト」の構築に取り組む。
　また、国民のボランティア活動の裾野拡大のため、ボランティア団体がインターネット上でイベント開催やボランティア募集を案内することが可能な「ボランティアウェブ」の運用や、ボランティア情報誌「ヤッテボラン」の作成・配布等の普及啓発活動を引き続き行う。