第5回APEC海洋担当大臣会合令和7年4月30日~5月1日

結果概要

令和7年5月13日
内閣府総合海洋政策推進事務局

 4月30日及び5月1日、韓国(釜山)において、第5回APEC海洋担当大臣会合が開催された。APEC海洋担当大臣会合(APEC Ocean-related Ministerial Meeting: AOMM)は、アジア太平洋地域における海洋に関する協力を促進するため、APECの枠組みを通じて不定期に開催される閣僚級会合であり、今般、本年APEC議長国である韓国のイニシアティブにより、前回(2014年、中国(厦門)以来11年ぶりに開催された。

 同会合は、「Navigating Our Blue Future-Connection, Innovation and Prosperity」を会合テーマとし、閣僚級(康・韓国海洋水産部長官、ユーロ=ロイザガ・フィリピン環境天然資源大臣、ウォン・パプアニューギニア漁業・海洋資源大臣、管・台湾海洋委員会主任、フン・ベトナム農業環境副大臣)を含め、約100名が参加した(APECの21エコノミー中、マレーシアとメキシコは欠席)。

 我が国からは鳩山二郎内閣府海洋政策担当副大臣(日本政府代表団長)ほかが参加。鳩山副大臣から、自由で開かれた貿易・投資環境の実現を推進するAPECの基本理念の尊重と我が国の第4期海洋基本計画に触れつつ、海洋の強靭性向上と海洋環境保護、持続可能な漁業・水産資源の利活用、海洋分野の経済開発に関する我が国の取組を発言。各エコノミーからもそれぞれの取組等が述べられ、これら第5回APEC海洋関係大臣会合の成果が反映された議長声明が発出された。議長声明では、海洋汚染、災害への備え、漁業と養殖業の持続可能性に取り組む上で、地域協力が果たす重要な役割が強調された。



スピーチを行う鳩山内閣府副大臣

会議会場内の様子

各エコノミー代表による集合写真

日本代表団