障害者による情報取得等に資する機器等の開発及び普及の促進並びに質の向上に関する協議の場(第1回)議事概要 p1 1 日時:令和4年12月21日(水曜日)13時30分から15時まで 2 場所:中央合同庁舎8号館6階623会議室(WEB会議にて開催) 3 出席者:石川座長、阿部構成員、石井構成員、石橋構成員、黒田構成員、五島構成員、古瀬構成員、世木構成員、西本構成員、西構成員、三宅構成員、森川構成員 出席府省庁:立石内閣府政策統括官(政策調整担当)付参事官(障害者施策担当)、嶋田内閣府政策統括官(政策調整担当)付障害者施策担当参事官補佐、吉田デジタル庁国民向けサービスグループ統括官付参事官、岡村デジタル庁国民向けサービスグループ統括官付参事官補佐、坂本デジタル庁戦略組織グループ統括官付参事官補佐、丸山デジタル庁国民向けサービスグループ行政実務研修員、赤間総務省情報流通行政局情報流通振興課情報活用支援室長、澤谷総務省情報流通行政局地上放送課課長補佐、奥出厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部自立支援振興室長、川村経済産業省経済産業政策局経済社会政策室室長、村山経済産業省経済産業政策局経済社会政策室総括補佐 4 概要: (1)開会 ○内閣府事務局より、障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律第11条第3項に基づき、協議の場を開催し、障害者による情報取得等に資する機器等を開発し又は提供する事業者、障害者、関係行政機関を参集し、障害者による情報取得等に資する機器等の開発及び普及の促進並びに質の向上に資するよう、情報共有・意見交換等を行う旨の説明を行った。 p2 ○構成員、関係府省庁出席者より、自己紹介を行った。 (2)運営要領の決定等について ○座長については、構成員の互選により石川准構成員が選出された。 ○運営要領について配布資料通りで決定された。 (3)関係省庁から施策概要の説明 ○デジタル庁より配布資料に基づき、施策の概要説明が行われた。 ○総務省より配布資料に基づき、施策の概要説明が行われた。 ○厚生労働省より配布資料に基づき、施策の概要説明が行われた。 ○経済産業省より配布資料に基づき、施策の概要説明が行われた。 (4)意見交換 ○関係省庁からの施策の説明を踏まえ、概ね以下のような意見交換が行われた。 字幕番組の促進について、コマーシャルについても重要な情報なので、何等かのプッシュがあると良いのではないか。また、JISについては、それを使用しているかについてユーザーは必ずしもすぐ分からないので、例えばアメリカがやったように公共調達の義務付けとか、もうちょっとプッシュすることを考えてみては。 今後、ますます製品のIoT化、デジタル化が進み、障害者の方々がデジタル・ディバイドの段階で取り残されないようにアクセスできるかということを省庁だけではなくて当事者も巻き込んで、プラットフォームをどう作っていくのかが重要で、そうしたことを協議できる場にここがなると良いのではないか。 障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法の第13条に、医療、介護、保健、福祉、教育、労働、交通、電気、通信、放送等々の取組と余暇活動等、幅広いあらゆる分野で示されており、情報機器も幅広いものがある。例えばスポーツであれば、スタートがピストルで聞こえない、スポーツのアクセシビリティの環境を整備する、そういう機会になると良い。また、文化の面、官公庁の関係のアクセシビリティも様々広いものがある。 p3 ある企業でデジタル会話支援アプリが開発され、個人でも活用できるように無料で提供されており、多くの方が活用できるアプリになっている。そういうものを開発する一般の企業に対し、国として支援とか活用を今後も取り入れていただけたら、今回のこの協議の場の広がりが期待できるのではないか。 機器の普及に際して、サポート支援が不可欠と考える。デジタル推進委員の今後の活躍が大いに期待できるが、ICTサポートセンターと連携をしたとしても、サポートセンターの方が地域によって差があるというところでは、なかなか難しいところもあるのではないか。例えば当事者団体と組むというのも一つの手かと思う。 一般的な汎用品、普及品の開発に当たり、障害者も使いやすいということを念頭に機器開発をしてほしい、そういう製品を作ってもらうということを、こうした協議の場を通じて、推進できればいいのではないか。 当事者同士で研修を受けたり、学び合うために、障害者福祉センターや市民センターを活用する場合があるが、Wi-Fiの設備が不十分なところが多い。 読書バリアフリーの関係の話とはなるが、現在流通している電子書籍の圧倒的なシェアは外資系の電子書籍ストアがもっており、それなりにアクセシブルになっている。しかし、現在国内で行われている議論や支援は、そういった事実がないかのような議論が行われているように見え、懸念をしている。 (5)閉会