p1 資料3 アクセシビリティ確保に関する取組 株式会社シュアルタ 障害者による情報取得等に資する機器等の開発及び普及の促進並びに質の向上に関する協議の場 第3回 p2 会社(シュアルタ)概要 主な事業 ソフトウェア開発、コンサルティング 技術分野:ウェブ、プログラミング言語Python NVDA日本語版の開発 Windows 用スクリーンリーダーを無料で配布 2022年調査 日本で55% 動画制作:NVDAでアクセシビリティチェック ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC) 2023年 会員組織、ワーキンググループ主査 p3 代表(西本)紹介 大学教員(京都工芸繊維大学、東京大学2011年まで) 耳で覚えるキーボード「ウチコミくん」開発 福祉情報工学研究会(電子情報通信学会)幹事 文部科学省 科研費「情報福祉の基礎」 2012年 NVDA日本語チーム設立(2022年まで代表) NVDA日本語版の開発、改良、普及啓発 2018年 広島県広島市で法人設立 シュアルタの由来は家族の名前 p4 NVDA=NonVisual Desktop Access 2006年オーストラリアの全盲プログラマーが開発をはじめる オープンソース=無料+自由 「晴眼者と同じコストでパソコンを利用できる」理想 グローバルIT企業、世界盲人連合、日本財団などが支援 世界のボランティアが開発や翻訳に参加 毎年2回から4回のバージョンアップ 「アドオン」で機能を拡張 NVDA日本語版は日本語の音声と点字に対応 p5 視覚障害者から見た問題 ウェブサイトでやりたいことがある うまくできない なにが悪いのか理解できない、説明できない スクリーンリーダーの不具合として報告する 報告すれば直ると期待する 可能なら視覚障害者用アプリを作ってほしい p6 スクリーンリーダーが向き合う現実 基本ソフト(OS) 毎年のようにバージョンアップ ウェブブラウザ 数週間ごとにバージョンアップ ウェブサービス 提供者は1日に何回でも更新できる ウェブに関わる人、組織、ツール、利用者 仕様の作成、情報提供、実装の公開、使い方の習得 他者の不備を繕う=支援技術の価値向上とは限らない p7 目指す世界 基本ソフト(OS) 基盤を提供 ウェブブラウザ 仕様に基づいて実装 ウェブサービス アクセシビリティ達成基準に適合 ウェブに関わる人、組織、ツール、利用者、支援技術 それぞれの立場で努力、立場を超えてお互いに協力 新しいものが最初からインクルーシブ p8 オープンなコミュニティの可能性 複雑な調整が必要 迅速に行う必要 チームで取り組む コミュニケーションの無駄をなくす 時間や場所を超えて自律的に行動 ツールとルールを整備 p9 アクセシビリティ確保のために いろいろなリスクとチャンスがある セキュリティ テレワーク、自動化、生成AI VR,MR,空間コンピューティング いろいろな取組が可能・必要・支援を求めている 支援技術以外のプロダクトやサービス 行政、経営者 市民活動、ボランティア、当事者 妥協せず向き合っていく p10 NVDA 障害者団体や行政との連携 障害者団体(広報、講習会、寄付、問い合わせ対応など) 日視連、日本視覚障害者職能開発センター サイトワールド、全国盲ろう者大会、ATACカンファレンス 各都道府県の団体、特別支援学校、パソボラ団体 行政機関など(情報提供、紹介など) 総務省(みんなの公共サイト運用ガイドライン) デジタル庁(ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック) 筑波技術大学(研究用アドオン開発) 放送大学(情報社会のユニバーサルデザイン) 国会図書館(読書環境の整備)