p1   北九州市の取り組みについて  北九州市障害福祉団体連絡協議会  林 芳江 p2   北九州市の特徴 (作業者注:市の地図画像。) 門司区 若松区 戸畑区 小倉北区 小倉南区 八幡東区 八幡西区 政令指定都市 5市合併で発足(昭和38年) ・工業都市から環境・観光都市へ ・身体障害者福祉モデル都市宣言(昭和48年) p3   北九州市障害福祉団体連絡協議会 平成10(1998)年4月に市内の障害者団体及びボランティア団体によって組織されました。 加盟団体は平成28年4月現在、41団体で、各団体間の理解と連携を深めながら、障害のある人たちが地域の中で安心して生活できる「共生社会」の実現に向け活動しています。 通称:障団連 ・総会(会長・副会長・事務局長) ・事務局 ・常任委員会 ・事業事務局 ・政策研修部会 ・啓発部会 ・交流部会 p4   障害者運動の歴史と背景 一例 ≪北九州市福祉のまちづくりネットワーク≫ 北九州市福祉のまちづくりネットワーク(通称;まちネット)は障害当事者団体や専門家を含む団体や個人で構成され、誰もが住みよいまちづくりのため、現地調査や学習・検討、関係行政や企業との意見交換などを行っている。 また、いろいろな障害の人が意見を出し合うことで、障害による意見の違いを確認し、お互いを理解し合いながら活動している。 対立の構図よりも、協働のスタンス 行政との関係は、信頼と緊張のバランスが大切! p5   障害者差別解消等の取り組み経過  北九州市障害福祉団体連絡協議会として 平成24年度~出前講座(ワークショップを含む) 平成25年度~会員団体からの差別事例の取り集め 読本の作成「心つながる人と街」~障害のある人たちの人権を考えよう~ 平成26年度~障害者週間街頭キャンペーンへの組込み p6   北九州市障害者差別解消法連絡会議 「北九州市障害者差別解消法連絡会議」 •相談等体制会議→相談窓口のあり方 •事例検討会議 •普及啓発会議→リーフレットの内容検討 •情報保障会議 •バリアフリー会議 (設置期間;平成27年3月から平成28年3月) p7   見えてきた課題 •差別解消の意味の共通理解 『思いやり』といったマインドの話ではなく、障害者の権利を考える •各部会のテーマありきで始めた難しさ 情報保障などは論点が広すぎた→分野や場面を順次絞り、時間をかけて •障害の理解、相互理解の壁 p8   啓発ツールの作成協力・研修実施 連絡協議会ならではの各障害や立場からの意見を反映、読み合わせを重ねながら作成。 ・市民研修の共同実施 ・市職員への対応要領の周知研修の実施 北九州市職員対応要領・職員向けガイドライン 災害時障害者サポートマニュアル 北九州市 (作業者注:ガイドラインとサポートマニュアルの画像) p9   北九州市障害者差別解消支援地域協議会 p10   北九州市障害者差別解消支援地域協議会[設置要綱一部抜粋]  (目的) 第1条 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、第17条の規定に基づき、本市における障害を理由とする差別に関する相談等について情報を共有し、障害を理由とする差別を解消するための取組を効果的かつ円滑に行うネットワークとして、北九州市障害者差別解消支援地域協議会を設置する。  (協議事項) 第2条 協議会は、前条第1項の目的を達するため、必要な情報を交換するとともに、障害を理由とする差別を解消するための取組に関する協議を行う。  (構成) 第3条 協議会は30人以内で構成する。 2 委員は、学識経験のある者、障害者及び障害者の福祉に関する事業に従事する者、民間事業者、その他必要と認められる者のうちから、保健福祉局長が依頼する。 3 委員の選任期間は3年以内とする。但し、補欠委員の任期は前任者の残任期間とする。  (事務局) 第8条 協議会の運営にかかる庶務は、北九州市障害福祉団体連絡協議会及び保健福祉局障害福祉部障害福祉企画課が行う。 p11   地域協議会運営体制等 事業事務局…常任委員から5名を選任 地域協議会…構成員23名 事務局の主な業務 会議日程調整、議事の方向性の検討、講師活動のコーディネート、他 協働で事務局を進める難しさ ・役割分担の在り方 ・呼吸の合わせ方(忙しい時期が違う) p12   協働運営の課題 •事例が出にくい 差別はある意味日常化しているため、改めて相談などに上がってくることが少ない。← 潜在化した事例を掘り起こせるか。 •方向性が見えにくい 分かりやすい事例を基に、各々の立場から意見を出し合い、解決の道筋をシュミレーションし、意識を醸成図っていく。 p13   今後に向けて p14   障害者差別解消地域協議会でコンセンサスを得て行きたいこと 個人の権利性から出発する ・多数決の価値観や文化なれている ・求められる価値観の変化 ・一人の声、存在を重んじる →公共性 →公益性 →個人の尊厳