資料3 ともともフェスタ2025〜迎賓館からはじまる『共生社会』〜概要 (作業者注・強調を表す下線部は《二重山形かっこ書き》で前後を挟んでいる。) p1 ともともフェスタ2025〜迎賓館からはじまる『共生社会』〜概要 ○《障害の有無にかかわらず、共に楽しむ経験を通じて、交流や相互理解を促進するイベント》を、5月30日・31日に《赤坂迎賓館》で初開催。当日は《館内の無料開放》も実施。 ○企画段階から、《障害当事者の方々と協働》し、効果的なコンテンツを検討するとともに、ハード・ソフト両面から《情報保障・バリアフリーの取組、政府広報等の情報発信を実施》。 ○悪天候にも関わらず《2千人以上が来場》。※関係者を除いた、荷物検査を通った一般来場者数 《オンライン配信》も実施。 【日時】令和7年《5月30日(金)12:00〜17:00》(オープニングセレモニー含む)、《31日(土)10:00〜17:00》 【会場】《迎賓館赤坂離宮》(東京都港区)《前庭及び迎賓館内(無料開放)》 【背景】 ○旧優生保護法の歴史への反省の下、障害当事者からのヒアリング等を踏まえ、「《障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた行動計画》」を取りまとめ ・障害のある人とない人との相互理解の促進や障害のある人の社会参加のきっかけ作り、インクルーシブな社会の実現に向けた情報発信等を目的として、(作業者注・下線ここから)障害の有無にかかわらず楽しみ、交流することができる普及啓発イベント(作業者注・下線ここまで)を実施する。 ○昨年初開催した《G7包摂と障害担当大臣会合》を通じて訪れたイタリアで、障害の有無にかかわらず生き生きと交流・生活する人々の姿に着想を得て実施 ○《「共に友達になれる」》との想いを込めて「ともともフェスタ」と呼称 (作業者注・以下図) ともともフェスタ2025チラシ (作業者注・図終わり) p2 広報周知 ○ホームページ、SNS,各種インターネットメディアなどによる情報発信を実施 《特設HP》を開設(4月下旬から)、内閣府《共生・共助HP》、《X》にて最新情報を随時配信 (作業者注・以下図) イベント特設HPのスクリーンショット (作業者注・図終わり) ○政府広報オンラインを実施 当事者団体等の監修の下、政府広報オンラインにて啓発要素を盛り込んだ《広報動画を放映》し、併せて本イベントを広報(5月下旬〜)《イベント終了時まで950万回再生を記録》を記録 (作業者注・以下図) 広報動画のスクリーンショット (作業者注・図終わり) ○その他の情報発信 ・《実行委員会参画団体》(当事者団体等)を通じた情報発信(4月下旬〜) ・《自治体広報》(港区・新宿区)への掲載 ・《周辺教育機関》(学習院初等科、上智大学等)へ周知・協力依頼 p3 会場(迎賓館赤坂離宮) ○メイン会場として迎賓館赤坂離宮の前提を使用。迎賓館の本館内についても自由拝観を実施。 ステージと観覧エリア (作業者注・以下図) 建物の前を歩く人々 (作業者注・図終わり) 出展ブースエリア (作業者注・以下図) 建物の前の広場にいる人たち (作業者注・図終わり) キッチンカーエリア (作業者注・以下図) キッチンカーエリアで飲食をする人たち (作業者注・図終わり) 悪天候のためテントを敷設 (作業者注・以下図) メインステージ前の観覧席 (作業者注・図終わり) p4 オープニングセレモニー1 ○石破総理、三原大臣、小池都知事、ベネディッティ伊大使のほか、企画に携わった障害当事者が登壇。 【登壇者】(以降、本資料において敬称略) ・内布 智之(精神障害) ・岩本 友宏(知的障害) ・大河内 直之(視覚障害) ・大濱 眞(肢体不自由) ・中曽根 鈴音(聴覚障害) ・樋口 健太郎(重症心身障害) 冒頭を飾る瑞宝太鼓による和楽器パフォーマンス (作業者注・以下図) 太鼓を叩く姿 (作業者注・図終わり) 総理祝辞 (作業者注・以下図) 挨拶をする石破総理 (作業者注・図終わり) テープカット (作業者注・以下図) テープカットの様子 (作業者注・図終わり) p5 オープニングセレモニー2 【石破総理挨拶のポイント】 ・「ともともフェスタ」は、(作業者注・下線ここから)「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた行動計画」に基づき、(作業者注・下線ここまで)障害のある方々とない方々の相互理解の深化や障害のある方々の社会参加の促進などを目的として開催。 ・(作業者注・下線ここから)企画の段階から、障害当事者の方々にも参画し、(作業者注・下線ここまで)大型モニターでの手話通訳や字幕の表示など社会的障壁を感じることのないような空間づくりにも、可能な限り配意。 ・この「ともともフェスタ」が、誰もが楽しむことができる(作業者注・下線ここから)イベント運営のモデルとなることを祈念するとともに、偏見や差別のない共生社会の実現に向けて、政府一丸となって取組を推進。(作業者注・下線ここまで) 【三原大臣挨拶のポイント】 ・G7包摂と障害に関する大臣会合でイタリアを訪問し、(作業者注・下線ここから)障害の有無にかかわらず生き生きと暮らすイタリアの方々の姿に感銘を受け、本日の「ともともフェスタ」の開催に向けて準備を進めてきた。(作業者注・下線ここまで) ・歴史的建造物である迎賓館で、(作業者注・下線ここから)大規模なイベントを一般公開で開催することは今回が初めてとなる。(作業者注・下線ここまで) ・バリアフリー・情報保障の環境を整えることも、チャレンジの一つで、障害のある方から、実地で何度も意見を伺いながら、会場づくりを進めてきた。 ・「ともともフェスタ」の副題にあるように、本日、(作業者注・下線ここから)ここ迎賓館から、新たな「共生社会」に向けた取組が始まる。(作業者注・下線ここまで) p6 ステージパフォーマンス ○障害当事者によるパフォーマンスや、障害や障害者の理解に資するパフォーマンスを実施 【出演者】 アウラ、小澤綾子、小汐唯菜、春風亭昇吉、瑞宝太鼓、日本盲導犬協会、五嶋みどり&ミュージック・シェアリング、Paddy & Bridget、しまじろう(ベネッセ)、西川郷子-白崎映美-猪野陽子from上々颱風、ナイツ/三四郎/ひつじねいり、日本ホスピタル・クラウン協会、みんなでつくる音楽祭in小平実行委員会、舞はんど舞らいふ、平原綾香(あいサポート大使) 舞はんど舞らいふによる手話ダンス (作業者注・以下図) 舞はんど舞らいふによる手話ダンスの様子 (作業者注・図終わり) 日本盲導犬協会による理解促進ステージ (作業者注・以下図) 日本盲導犬協会による理解促進ステージの様子 (作業者注・図終わり) MUSIC SHARINGによるインクルーシブ演奏 (作業者注・以下図) MUSIC SHARINGによるインクルーシブ演奏の様子 (作業者注・図終わり) p7 出展ブース1 番号 1 ブース名 マルシェ 団体・企業名等 公益財団法人日本知的障害者福祉協会 番号 2 ブース名 ワークショップ 団体・企業名等 公益財団法人日本知的障碍者福祉協会 番号 3 ブース名 ライブペインティング 団体・企業名等 一般社団法人日本発達障害ネットワーク(JDDnet) ブース名 インクルーシブゲーム 団体・企業名等 筑波技術大学保健科学部情報システム学科坂尻・大西・松尾研究室 番号 4 ブース名 手話教室/物販 団体・企業名等 一般財団法人全日本ろうあ連盟 ブース名 聴導犬体験 団体・企業名等 社会福祉法人日本聴導犬協会 番号 5 ブース名 合同ブース 団体・企業名等 公益財団法人共用品推進機構・杉並区/みんなのでつくる音楽祭in小平実行員会/認定NPO法人ミュージック・シェアリング/株式会社Halu/株式会社ベネッセコーポレーション/一般財団法人日本財団電話リレーサービス 番号 6 ブース名 キッズスペース 団体・企業名等 株式会社タカラトミー 番号 7 ブース名 フライトシュミレーター 団体・企業名等 一般社団法人XSEED ブース名 DeafVR 団体・企業名等 株式会社シー・エヌ・エス 番号 8 ブース名 啓発キャラバン隊 団体・企業名等 一般社団法人全国手をつなぐ育成会連合会 番号 9 ブース名 eBOCCIA 団体・企業名等 株式会社ユニコーン 番号 10 ブース名 ビューティ&リフレッシュ体験 団体・企業名等 花王株式会社 番号 11 ブース名 だれでもラクラク体験 団体・企業名等 花王株式会社 番号 12 ブース名 合同ブース 団体・企業名等 大阪・関西万博ブース〈AIスーツケース、バリアフリーツーリズム〉/東京2025デフリンピックブース/旧・優生保護法関係ブース/法務省人権啓発ブース/自治体(神奈川県、鳥取県)ブース p8 出展ブース2 優生保護法関係ブース (作業者注・以下図) 優生保護法関係ブースの様子 (作業者注・図終わり) 全国手をつなぐ育成会連合会による知的・発達障害体験 (作業者注・以下図) 全国手をつなぐ育成会連合会による知的・発達障害体験の様子 (作業者注・図終わり) 全日本ろうあ連盟による手話教室 (作業者注・以下図) 全日本ろうあ連盟による手話教室の様子 (作業者注・図終わり) 日本知的障害者福祉協会によるマルシェ (作業者注・以下図) 日本知的障害者福祉協会によるマルシェの様子 (作業者注・図終わり) p9 館内展示・車いす体験・キッチンカー 金澤翔子「共に生きる」(羽衣の間) (作業者注・以下図) 金澤翔子「共に生きる」(羽衣の間)の様子 (作業者注・図終わり) 金澤翔子「共に生きる」(羽衣の間) (作業者注・以下図) 金澤翔子「共に生きる」(羽衣の間) (作業者注・図終わり) 全国脊椎損傷者連合会による車椅子体験 (作業者注・以下図) 全国脊椎損傷者連合会による車椅子体験の様子 (作業者注・図終わり) キッチンカーによる飲食の販売 (作業者注・以下図) キッチンカーによる飲食の販売の様子 (作業者注・図終わり) p10 ともともフェスタにおけるバリアフリーの取組例1 手話や要約筆記による情報保障 (作業者注・以下図) 手話や要約筆記による情報保障の様子 (作業者注・図終わり) バリアフリートイレ※の設置 (作業者注・以下図) バリアフリートイレの様子 (作業者注・図終わり) ※バリアフリートイレ(トヨタ自動車株式会社)普通免許でけん引できる、バリアフリートイレ。被災地でも活躍中 カーペットの敷設・スタッフによる移動補助 (作業者注・以下図) カーペットの敷設・スタッフによる移動補助の様子 (作業者注・図終わり) バリアフリートイレの内部 (作業者注・以下図) バリアフリートイレの内部の様子 (作業者注・図終わり) p11 ともともフェスタにおけるバリアフリーの取組例2 カームダウンスペース※ (作業者注・以下図) カームダウンスペースの様子 (作業者注・図終わり) ※カームダウンスペースは、感情や緊張を和らげるために設けられた特定の空間であり、特に自閉症や発達障害を持つ人々にとって重要な役割を果たします。 バリアフリーマップの提供 (作業者注・以下図) バリアフリーマップ (作業者注・図終わり) p13 主なアンケート結果概要1 イベント当日(両日)は、5月としては例年よりかなり気温が低く15度前後で、加えて、時折強い雨、風が吹く、イベント開催には適さない天候であった。このような天候ではあったが、来場者は2000人に上り、ほぼ計画通りにイベントを実施することができた。 来場者アンケート(回答数217人回答率10.4%)では、60%以上の人が「このようなイベントがあったらまた来たい」と答えており、「場所や開催する日程次第」を合わせると、ほぼ全員が、またイベントに来たいという結果であった。イベントを楽しめている状況が伺えた。 (作業者注・以下図) イベント会場の様子 (作業者注・図終わり) p13 主なアンケート結果概要2 「障害がある」と回答した人は30日(金)は118人中20人(17%)、31日(土)は99人中26人(26%)、2日間合計で217人中46人(21%)となった。障害の種別については、「聴覚障害」と回答した方が2日間ともに最も多く、精神障害、発達障害と回答した方も多かった。「視覚障害」と回答した方は両日ともに1名ずつと少なく、アンケートの取り方を改善する必要があると考えられる。