トーク

 著名人トーク  13:55 ~ 14:30

ゲスト:渡部 陽一(カメラマン・ジャーナリスト)

テーマ:「世界からのメッセージ ~ 子どもたちの笑顔が未来をつくる~ 」

渡部陽一氏の写真

〈要旨〉

カメラマン・ジャーナリストであり、1児の父親でもある渡部陽一さん。まずお話は、先日行かれた佐渡島でのお仕事のことからはじまり、ご自身の戦場カメラマンとしてのお仕事のこと、震災のこと、そして、ご自身のプライベートのことまで、熱く語っていただきました。

「戦場カメラマン」というお仕事は、「戦争」や「飢餓」「地震」「津波」などで苦しい状況に立たされている方々の声を写真で届けることですが、もう一つ、大切なお仕事があるそうです。それは悲しい戦争の中で暮らしている子どもたちにも笑顔を浮かべる時間があったり、家族や地域の人たちで寄り添って一所懸命生活をしている優しい時間もあるということを、世界中の人に伝えること。戦地の子どもたちの写真を交えながらお話をされていました。渡部さんは、そういった写真を通じて、世界の人々の声を日本へ、また日本の人々の声を世界へ届ける懸け橋となりたいとの想いから、写真展を開いているということでした。

また東日本大震災の際、すぐに現地入りして、取材を続けられている渡部さんは、自分にできることは、東日本にこれからも足を運び、そこで暮らしている子どもたちやみなさんの声を聞き、その声を日本はもちろん、世界の人に届けることだと力強くおっしゃっていました。

更に、これから復興にあたっては、時間がかかっても、どんなに遠回りでもやりたいこと、やるべきだと思うことは、どんどんやってみる、これが全国へ繋がっていく一つの入口とおっしゃられていました。

そして、2010年6月に生まれた第一子の父親、イクメンとしてのお話に。子どもがかわいくて仕方がなく、家に帰ると子どものオムツを換えて、ご飯を食べさせて、お風呂に入れる、そんな毎日の日常が楽しくて仕方がない、と笑顔で語られていました。取材のため、長い場合は1か月間ほど、家を離れることもあるという渡部さんは、家にいる時は、できるだけいつも一緒にいること、いつも一緒にご飯を食べることを心がけているそうです。そして、それは渡部さんにとって一番幸せな時間だそうです。

また、地域の絆に関しては、ご自身が幼少期を過ごされた静岡県富士市でのエピソードを交えながら、地域の絆の第一歩として「挨拶」が大事というお話をしていただきました。

最後に、これまで世界各地の戦場、被災地を取材してきた中で、最後の支え、力は「家族」だとはっきり気が付いたという渡部さんから、来場者の方へ、「家族で、いつも一緒に、優しく、毎日、過ごしてほしい。」という、あたたかく、力強いメッセージをいただきました。