第2章 3.2

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2 調査結果

2.3 子育て支援

2.3.2 保育サービス

(1)保育サービスの利用の有無

就学前の子どもを持つ者を対象として、保育サービスの利用の有無を質問している。保育所を利用している者は全体の39.5%であり、幼稚園を利用している者は全体の26.7%、その他サービスを利用している者は4.1%となっている(図3-15)。

図3-15 保育サービス利用の有無

※就学前の子どもを持つ者を対象とした質問

(2)保育サービスの利用満足度

保育サービスを利用している者を対象に、その利用の満足度を質問している。利用している者の58.3%は満足している(「満足」+「やや満足」)が、不満足(「あまり満足していない」+「満足していない」)も30.3%となっている(図3-16)。

図3-16 保育サービス利用の満足度

※保育サービスを利用している者を対象とした質問

(3)保育サービスの不満足の理由

保育サービスの利用について、不満足(「あまり満足していない」+「満足していない」)の理由を質問している。その結果、「利用料が高い」とする回答が最も多く、73.1%となっている(図3-17)。また、「預かる時間が短い」とする回答も33.3%となっている。保育サービスに対する不満は、利用料の高さと預かる時間の短さが顕著な理由となっている。

図3-17 保育サービスの不満足の理由

※保育サービスを利用しており、不満足である者を対象とした質問

(4)希望した時期の保育サービスの利用の可否


<1>全体の分析

希望した時期に、希望した保育サービスを利用することができたかどうかを質問している。その結果、利用できた者は54.0%であったが、利用できなかった者も17.8%となっている(図3-18) 。

図3-18 希望した時期の保育サービスの利用の可否

※就学前の子どもを持つ者を対象とした質問

<2>地域別の分析

希望した時期に、希望した保育サービスを利用することができたかどうかを、地域別に分析した結果、利用できた者は地方に多い様子が示されており、男性女性ともに希望した時期に希望したサービスを利用できているケースは、地方では6割強となっている(図3-19)。他方、都市では4割程度となっている。

図3-19 地域別の希望した時期の保育サービスの利用の可否

※就学前の子どもを持つ者を対象とした質問