第3章 児童手当について

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1 児童手当の受給経験

Q7・児童手当の受給経験 図3-1-1

児童手当の受給状況を聞いたところ(図3‐1‐1)、「現在受給している」者は62.7%で、「過去に受給したことがある」者(22.2%)を合わせると、8割を超える者が児童手当の『受給経験がある』。
 平成16年度調査と比較してみると(図3‐1‐1)、「現在受給している」が平成16年度調査では46.9%であったのに対し、今回調査では62.7%と15.8ポイント増加している。
 年齢別にみると(図3‐1‐2)、年齢が低いほど受給経験が多い傾向になっており、39歳以下では9割を超えている。
 本人職業別にみると(図3‐1‐2)、自営業主・家族従業者で「受給したことがない」(21.8%)が2割を超えている。
 末子の就学状況別にみると(図3‐1‐2)、末子が就学前(乳幼児)の者で8割以上、小学生の者で7割以上が「現在受給している」と回答している。

(図3‐1‐2)児童手当の受給経験【年齢、本人職業、末子の就学状況別】

2 児童手当の用途

Q7SQ1・児童手当の用途 図3-2-1

児童手当の用途については(図3‐2‐1)、「特に用途は決めず、月々の家計に足して使う」(32.9%)、「子どものための貯蓄に当てている」(32.1%)が3割強でほぼ同率となっている。次いで、「子どものミルクやおもちゃ、衣服など子育て費用に当てている」(28.4%)となっている。
 平成16年度調査と比較してみると(図3‐2‐1)、「特に決めていない」が平成16年度調査では14.2%であったのに対し、今回調査では6.8%と半数以上減少している。
 年齢別にみると(表3‐2‐1)、年齢が高くなるほど「特に用途は決めず、月々の家計に足して使う」は多くなっている一方、「子どものための貯蓄に当てている」は少なくなっている。
 本人職業別にみると(表3‐2‐1)、その他の雇用者で「特に用途は決めず、月々の家計に足して使う」(47.5%)が4割を超えており、他の職業層より多くなっている。また、無職で「子どものための貯蓄に当てている」(38.0%)が他の職業層より多くなっている。
 末子の就学状況別にみると(表3‐2‐1)、末子の学年が下がるほど「子どものための貯蓄に当てている」が多くなっている。

(表3‐2‐1)児童手当の用途【年齢、本人職業、末子の就学状況別】

(%)
  調査数 特に用途は決めず、月々の家計に足して使う 子どものための貯蓄に当てている 子どものミルクやおもちゃ、衣服など子育て費用に当てている 塾や習い事など教育費に当てている 保育料や幼稚園費に当てている 子ども以外の用途に使う その他 特に決めていない わからない 回答計
【総数】 2,301 32.9 32.1 28.4 16.7 16.0 1.3 1.1 6.8 0.2 135.5
【年齢】
20~24歳
28 21.4 50.0 42.9 - - 3.6 - 3.6 - 121.5
25~29歳 177 23.7 49.2 40.7 2.3 12.4 1.1 0.6 5.1 0.6 135.7
30~34歳 448 29.0 46.9 26.3 10.5 15.4 1.1 0.7 4.9 - 134.8
35~39歳 682 31.1 36.8 26.1 17.9 17.0 1.5 2.1 6.6 - 139.1
40~44歳 592 37.2 22.5 26.2 23.3 15.2 1.4 1.4 8.1 0.3 135.6
45~49歳 374 39.3 11.8 31.6 19.8 19.0 1.1 - 8.3 0.5 131.4
【本人職業】
自営業主・家族従業者
165 35.8 27.9 26.7 23.0 17.0 0.6 1.8 8.5 - 141.3
フルタイム雇用者 436 36.9 30.5 24.5 14.4 17.2 1.4 0.9 6.4 - 132.2
パートタイム雇用者 660 35.9 27.3 27.9 19.8 19.2 1.4 1.4 6.5 0.6 140.0
その他の雇用者 61 47.5 13.1 26.2 19.7 16.4 1.6 1.6 11.5 - 137.6
無職 978 27.7 38.0 30.9 14.4 13.1 1.3 0.9 6.4 0.1 132.8
【末子の就学状況】
就学前(乳幼児)
1,186 27.4 43.6 30.4 8.9 17.4 1.3 1.3 6.2 0.1 136.6
小学生 684 38.7 25.3 20.0 31.6 11.7 1.6 1.5 7.2 0.3 137.9
中学生 216 41.7 13.4 32.4 14.4 19.0 0.9 0.5 6.9 - 129.2
高校生 151 35.1 10.6 41.7 12.6 19.9 1.3 - 9.3 1.3 131.8
大学生等 34 38.2 5.9 35.3 23.5 14.7 - - 11.8 - 129.4
すでに卒業している 28 39.3 7.1 39.3 17.9 21.4 - - - - 125.0

3 児童手当の少子化対策としての有効性

Q8・児童手当の少子化対策としての有効性 図3-3-1

児童手当が少子化対策として「とても役立つと思う」者は37.3%で「役立つと思う」(39.5%)を合わせると、児童手当が『役立つと思う』者は76.8%となっている(図3‐3‐1)。
 年齢別にみると(図3‐3‐2)、20~24歳で『役立つと思う』は86.7%となっており、他の年齢層より多くなっている。また、39歳以下で「とても役立つと思う」が4割を超えている。
 本人職業別にみると(図3‐3‐2)、フルタイム雇用者で「役立つと思う」(41.5%)が4割を超えており、他の職業層よりやや多くなっている。
 末子の就学状況別にみると(図3‐3‐2)、末子が中学生、高校生の者で『役立たないと思う』が2割前後となっており、他の学年層より多くなっている。

(図3‐3‐2)児童手当の少子化対策としての有効性【年齢、本人職業、末子の就学状況別】

4 児童手当の今後のあり方

Q9・児童手当の今後のあり方 図3-4-1

児童手当がより少子化対策に役立つようにするために望ましいと思う今後のあり方としては(図3‐4‐1)、「支給の対象となる児童の年齢をもっと上げる」が67.0%で最も多くなっている。次いで、「毎月の手当額を引き上げる」(59.0%)が約6割となっている。
 年齢別にみると(表3‐4‐1)、年齢が低くなるほど「毎月の手当額を引き上げる」が多い傾向となっている。
 本人職業別にみると(表3‐4‐1)、その他の雇用者で「支給の対象となる児童の年齢をもっと上げる」(73.2%)、「毎月の手当額を引き上げる」(69.0%)が7割前後で多くなっている。
 末子の就学状況別にみると(表3‐4‐1)、末子の学年が下がるほど「毎月の手当額を引き上げる」が多い傾向となっている。

(表3‐4‐1)児童手当の今後のあり方【年齢、本人職業、末子の就学状況別】

(%)
  調査数 支給の対象となる児童の年齢をもっと上げる 毎月の手当額を引き上げる 支給対象となる児童や所得額をもっと制限した上で、手当額を増額するなど効率的なものとする 支給の要件となる親の所得限度額をなくして、高所得者世帯でも受給できるようにする 必要性が乏しいので廃止する その他 今のままでよい わからない 回答計
【総数】 2,713 67.0 59.0 24.1 16.8 0.9 1.6 3.4 0.7 173.5
【年齢】
20~24歳
30 70.0 70.0 26.7 10.0 - - 3.3 - 180.0
25~29歳 183 68.9 65.0 29.0 10.4 0.5 0.5 1.6 0.5 176.4
30~34歳 479 67.2 68.7 20.3 14.8 0.6 0.4 3.5 - 175.5
35~39歳 742 69.3 62.1 22.4 15.8 0.5 1.9 3.9 0.4 176.3
40~44歳 725 68.1 52.8 25.0 19.9 1.8 1.9 3.2 1.0 173.7
45~49歳 554 61.4 52.0 26.9 18.6 0.7 2.2 3.6 1.4 166.8
【本人職業】
自営業主・家族従業者
211 64.5 55.5 24.2 22.3 0.9 2.4 2.8 - 172.6
フルタイム雇用者 513 65.1 57.1 25.1 15.6 1.2 1.8 4.1 1.6 171.6
パートタイム雇用者 758 69.0 59.2 25.5 12.7 0.9 1.3 3.3 0.9 172.8
その他の雇用者 71 73.2 69.0 23.9 9.9 4.2 1.4 - - 181.6
無職 1,159 66.6 59.8 22.8 19.6 0.6 1.6 3.5 0.3 174.8
【末子の就学状況】
就学前(乳幼児)
1,291 67.6 65.4 22.9 16.3 0.5 1.2 3.0 0.2 177.1
小学生 808 69.7 54.7 23.3 18.1 0.7 1.7 3.1 1.2 172.5
中学生 270 66.3 52.2 26.3 20.0 1.9 2.6 3.3 0.7 173.3
高校生 231 59.3 51.5 26.0 14.7 2.6 2.6 5.2 0.9 162.8
大学生等 64 56.3 48.4 39.1 14.1 1.6 - 4.7 - 164.2
すでに卒業している 47 59.6 48.9 31.9 8.5 - - 8.5 4.3 161.7

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