第2章 8.(4)結婚していない理由

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第2章 調査結果の概要

8.結婚について

(4)結婚していない理由

<未婚の人に>Q51 「現在結婚していない理由」について、お聞きします。次の中からあてはまるものをいくつでも選んでください。(いくつでも)

 未婚者(3,322人)に結婚していない理由を聞いたところ、「適当な相手にめぐり合わないから」が57.0%と過半数を占める。
 「自由や気楽さを失いたくないから」(32.9%)、「結婚後の生活資金が足らないと思うから」(29.6%)、「必要性を感じないから」(28.3%)が3割前後で続く。
 男女別に上位5項目をみると、男女とも「適当な相手にめぐり合わないから」(男性55.4%、女性58.8%)が第1位にあげられている(図表8-4-1)。
 男性では次いで、「結婚後の生活資金が足りないから」(35.6%)と「結婚資金が足りないから」(31.6%)があげられ、経済的な理由が上位にあがっている。
 一方、女性では、次いで「自由や気楽さを失いたくないから」(36.9%)、「必要性を感じないから」(32.3%)、「趣味や娯楽を楽しみたいから」(23.5%)の順となっており、ライフスタイルを優先する姿勢がうかがえる。
図表8-4-1 結婚していない理由<未婚者>:上位5項目(男女別)

 性・年代別にみると、男女とも年代にかかわらず「適当な相手にめぐり合わないから」が第1位にあげられている(図表8-4-2)。
 男性の20代と30代では、「結婚資金が足りないから」と「結婚後の生活資金が足りないから」が第2位と第3位にあげられている。また、「自由や気楽さを失いたくないから」は、男性の年代が高くなるほど上位になり、40代(32.9%)では第3位となっている。
 一方、女性では、「自由や気楽さを失いたくないから」が20代(36.1%)と30代(37.5%)では第2位、40代では第3位となっている(37.1%)。
 男性では、いずれの年代でも上位5項目以内に入っている「結婚資金が足りないから」「結婚後の生活資金が足りないから」といった経済的な理由は、女性の20代でもともに上位にあげられているが、30代では「結婚後の生活資金が足りないから」(25.7%)だけになり、40代では上位5項目には入っていない。
図表8-4-2 結婚していない理由<未婚者>:上位5項目(性・年代別)

 性・就労状況別にみると、男女とも学生以外は就労状況にかかわらず「適当な相手にめぐり合わないから」が第1位を占めている(図表8-4-3)。
 男性の学生では「まだ若すぎるから」(58.5%)、女性の学生では「仕事(学業)にうちこみたいから」(56.0%)が第1位にあげられている。
 男性の非正規従業員、自営業等、無職では、「結婚資金が足りないから」「結婚後の生活資金が足りないから」がともに上位にあげられている。
図表8-4-3 結婚していない理由<未婚者>:上位5項目(性・就労状況別)

 さらに、34歳以下の未婚者(1,742人)に限定して、性・就労状況別にみると、未婚者全体(49歳以下)と比べて大きくは変わらないが、女性の正規従業員と非正規従業員で「必要性を感じないから」という回答が上位5項目には入らず、代わって「結婚資金が足りないから」という回答があげられている(図表8-4-4)。
図表8-4-4 結婚していない理由<未婚者>:上位5項目(34歳以下:性・就労状況別)

 結婚していない理由として「適当な相手にめぐり合わない」をあげた回答者(1,894人)が、どんな対策が結婚を希望する未婚者のために重要だと考えているか(p.148参照)をみると、男女とも全体の傾向と同様に「雇用対策をもって、安定した雇用機会を提供する」(男性47.9%、女性が50.1%)が最も多くあげられている(図表8-4-5)。
 男性では、次いで「賃金を上げて、安定した家計を営めるよう支援する」が42.7%、「夫婦がともに働き続けられるような職場環境の充実」が25.6%となっているが、女性では順位が入れ替わり、「夫婦がともに働き続けられるような職場環境の充実」が41.2%で第2位となっている。
 全体では第6位であった「出会いの場を提供する」は、適当な相手にめぐり合わないことを理由にあげた結婚を希望する未婚者で、男女ともに第4位(男性23.2%、女性21.2%)にあげられている。
図表8-4-5 結婚希望未婚者への支援対策<未婚者>:上位5項目(性・結婚していない理由別)

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