第3節 少子化対策の好機
○ 2005(平成17)年からの5年間は、人口減少に転じるなどわが国の人口の転換期であるが、一方で、第2次ベビーブーム世代を中心に20代後半から30代前半までの人口数が800~900万人台と多い時期である。人口構成上、出生数や出生率の回復にとって重要な時期である。2010(平成22)年以降は、この年齢層の人口は減少していく。
○ 少子化の流れを変えるためには、これから2010年頃までの数年間に、この第2次ベビーブーム世代を対象の中心に、安心して子どもを生み育て、子育てに喜びを感じることができるように、あるいは子どもの出生や子育てにメリットがあると認識できる施策を積極的に展開することが重要であると考えられる。
第1‐4‐6図 女性の年齢階級別人口の推移
