(3)子育てを支援する制度が利用しづらい

[目次]  [戻る]  [次へ]


 これまでの働き方の問題点の3つ目としては、子育てを支援する制度があっても、実際にはなかなか利用できにくいことが指摘される。
 平成17年度女性雇用管理基本調査によると、女性の育児休業取得率は72.3%と前年より1.7ポイント増加したが、男性は0.50%(前年0.56%)にとどまっている。スウェーデンでは、男性の取得率が8割弱(公的機関75.7%、民間企業79.2%)であるのに対して、きわめて低い水準となっている。
 女性の取得率についても、大企業では取得率が高いが、事業所規模が小さいほど取得率は低くなり、5~29人では58.5%にとどまっている。
3 内閣府経済社会総合研究所編「スウェーデン企業におけるワーク・ライフ・バランス調査」2005年。

第1‐4‐7図 女性の育児休業取得率

[目次]  [戻る]  [次へ]