(3)国民の意識改革

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(仕事と子育ての両立を妨げる職場の雰囲気)

 3つ目の課題は、国民の意識改革である。
 育児休業制度等、仕事と生活の両立を支援するための制度が整備されても、実際には利用できない背景には、企業経営者および勤労者自身の意識の問題がある。
 育児休業を利用できたのに取得しなかった理由としては、男性では「自分以外に育児をする人がいたため」が最も多く、「業務が繁忙であったため」よりも上位となっている。また、女性では「職場への迷惑がかかるため」が最も多くなっており、女性が仕事と子育てを両立することに対する上司や同僚の理解が十分得られない等、制度を利用しづらい職場の雰囲気があることがうかがわれる。
第1‐4‐12図 育児休業を取得しなかった理由

(国民的な運動の推進)

 働き方の改革を実現するためには、制度の充実だけでなく、職場において男性も含めた子育て世代が実際に制度を利用しやすい雰囲気を作ることが重要である。
 そのためには、企業経営者が率先して、従業員と一体となって、社内全体で意識の改革に取り組んでいく必要がある。また、子育て家庭を取り巻く地域においても、十分な理解と支援が得られるように意識を改革していくことが必要である。

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