第4節 家庭教育の支援に取り組む

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1 家庭教育に関する学習機会や情報の提供

 家庭教育は、すべての教育の出発点であり、子どもが基本的な生活習慣や、他人に対する思いやりや善悪の判断などの基本的倫理観、自立心や自制心、社会的なマナーなど、「生きる力」の基礎的な資質や能力を育成する上で重要な役割を果たすものである。しかし、近年の都市化、核家族化、少子化、地縁的なつながりの希薄化などの家庭や家庭を取り巻く社会状況の変化の中で、家庭の教育力の低下が指摘されている。
 家庭の教育力の向上を図る上で、親が、親としての学びや経験を通じ、家庭教育についての理解を深めることが重要である。
 このため、乳幼児健診や就学時健診など多くの親が参加する機会を利用し、子どもの発達段階に応じた子育て講座を開設するほか、将来親となる中・高校生に対して子育てに関する理解を深める講座を開設するなど、家庭教育に関する学習機会の提供を一層充実している。
 また、子育てに関する一人ひとりの親の身近なヒント集として、家庭教育手帳を作成し、子どもを持つ全国の親に配布している。2006(平成18)年度からは、新たに、子どもの生活リズムの章を設け、従来の食育に関する内容に加え、「早寝早起き朝ごはん」といった子どもの生活リズムの向上に関する記述を追加するなど、内容の充実を図っている。
父親の家庭教育参加を考える集い(茨城県)

2 地域や社会全体で家庭教育を支える環境の整備

 家庭の教育力の向上を図るためには、家庭教育に関する学習機会や情報の提供とともに、地域や社会全体で家庭教育を支える環境の整備が重要である。
 このため、子育て中の親の身近な相談相手となる「子育てサポーター」の相互連携の促進や情報交換の機会の提供などに資するため、より広域的に活動する子育てサポーターリーダーを養成し、地域における相談体制の一層の充実を図っている。
 さらに、2005(平成17)年度からは、子育てについて学ぶ余裕のない親や、子育てに対して不安や悩みを持ちながら孤立しがちな親などが、いつでも、どこでも、気軽に学習をしたり、相談をしたり、身近な子育て情報を入手できるよう、携帯電話やパソコンなどのITを活用した先進的な家庭教育支援の取組を推進している。

3 子どもの基本的生活習慣の育成

 「早寝早起き」や朝食をとるなど子どもの望ましい基本的生活習慣を育成するため、2006(平成18)年度から、新たに、生活リズム向上に関する普及啓発活動や先進的な実践活動等の調査研究、全国フォーラムを行っている。また、PTA等の様々な関係団体からの協力を得て、「早寝早起き朝ごはん」国民運動を展開し、地域ぐるみで生活リズムの向上を推進している。
早寝早起き朝ごはん運動パンフレット

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