3 能力を軸としたマッチングを可能とする若年労働市場の基盤の整備

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(1)学卒、若年向けの実施的職業能力評価・公証の仕組みの整備

 企業の求める人材ニーズを把握し、IT、技術経営(MOT)等の専門分野における能力評価基準の策定や、それに対応したカリキュラム・教材の開発、実証研修等を実施することにより、雇用のミスマッチの解消など、若年労働市場の整備を図っている。
 また、2004(平成16)年度から、企業が若者に求めている就職基礎能力の内容を公表し、それらを身に付けるための講座や試験の認定を行うとともに、講座を修了又は試験に合格等した若者に対し、申請に応じて証明書を発行するYES―プログラムを展開している。
 さらに、3級技能検定の実施職種数を拡大し、若者の受検機会の拡大を図っている。

(2)創業、起業による就業機会の創出

 「起ちあがれニッポン DREAM GATE」プロジェクト(起業家輩出支援事業)は、国民各層に対する起業・独立意識を喚起し、「挑戦者」の裾野を拡大するため、ウェブサイト等を通じた新たな起業支援サービスの提供等、2003(平成15)年7月から本格的なサービス提供を開始した。2006(平成18)年度末までに約40万人のユーザー登録が行われ、2万件を超える起業相談も行われている。

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