4 家族関係社会支出の国際比較
我が国は、欧州諸国に比べて現金給付、現物給付を通じて家族政策全体の財政的な規模が小さいことが指摘されている。家族関係社会支出の対GDP比をみると、我が国は0.81%(2005(平成17)年)となっており、フランスやスウェーデンなどの欧州諸国と比べて3分の1から4分の1となっている(第1‐1‐18図)。また、社会保障給付費に占める家族関係給付の割合をみると、我が国は4.2%(2005年)となっているのに対し、欧州諸国ではおおむね10%程度となっている(第1‐1‐19図)。