子どもたちの笑顔のために

福井県 坂井 美穂さん(23歳) 坂井 美穂さん

 「あのお姉ちゃん達ともっと遊びたい!」小学生の頃参加したキャンプで、中高生のお姉さんたちと野外炊飯をしたり、キャンプファイヤーでゲームや歌を教えてもらったりと、とても楽しい時間を過ごしました。そのお姉さんたちこそがその後、私が夢中となったジュニアリーダーだったのです。私は中学1年生からそのジュニアリーダーとして子ども会活動に携わり、子どもたちへのレクリェーション指導や、キャンプ、宿泊研修等の企画運営に参加しています。
 初めに子どもたちの前に立つと、正体不明の私にみんな緊張しています。そこで私は大きな声ととびきりの笑顔で「こんにちはー!」と言います。私は日常どんな場合でもその一言に、その時々の気持ちを込め、相手に伝わるようにするのが挨拶だということを活動を通じて学びました。その後ゲームをしていくうちに私のまわりに子どもたちの笑顔の輪ができるとほっとします。
 子どもたちがどうしたら喜ぶか、どうしたら安全に楽しく家庭や学校ではできないことができるようになるかを、考えたり勉強したりすることも、その笑顔が見たいがために、つい夢中になってしまうのです。

活動写真

 これまで子どもたちはもちろん保護者の方、指導者の方、一緒に活動する仲間や研修会で知り合った友達と、数え切れないほどたくさんの人に出会い、喜びや楽しみをもらいました。もちろん悩んだことや苦しかったこともありますが、いつもその人たちの笑顔と励ましがあり乗り越えられてきました。また遊んでねと手紙をくれる子どもたち、同じ志を持ち助け合える仲間、いつも暖かく見送り応援してくれる家族、この活動は一人ではできないというところが、私を大きく成長させてくれており、その度に相手を思いやる気持ちと、感謝する気持ちの大切さを学びました。
 現在はシニアリーダーとして主にジュニアリーダーの指導、サポートや資質、技術の向上を目指すための研修会の企画運営、当日のスタッフとして活動しています。また、ジュニアリーダー、シニアリーダーがより充実し、さらに発展し続けられる活動をしていくためのことを考えていかなければならない立場ともなりました。今後はジュニアリーダーの組織がない地域へ出向き、子どもたちと接し、そこにジュニアリーダーの芽ができ育っていける手助けをしていけたらと思っています。今、この活動に出会えたことを本当に幸せに思っています。
 小中高生をめぐるさまざまなニュースが聞こえる今日、私が経験してきたような感動をより多くの中高生に伝えたいことと、そして、何よりそこにお兄さん、お姉さんと遊ぶ子どもたちのたくさんの笑顔が広がることを願い、今回の受賞を励みに、益々今後の活動に熱意と誇りを持って取り組み続けていきます。

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