「活動を続けてきて思うこと」

兵庫県 眞鍋 礼子さん(26歳)

 私が手話と出会ったのは小学4年生の時です。母に勧められ、サークル活動に参加したことが始まりです。それから16年、今は手話歌や同時通訳で舞台に立ち、また依頼があれば学校や地域へ積極的に出向いています。
 私がこれまで活動してきた中で一番大きかった出来事は、「わたぼうしコンサート」と出会ったことです。このコンサートは、障がいを持つ人たちが日々の感じたことや思いを綴った詩にメロディーをつけて伝えるコンサートで、彼らの詩には、生きる喜びや哀しみ、優しさ、夢や願いがたくさん込められています。私は、彼らの詩に強く心を動かされ、決して忘れてはならない生きる強さやいのちの大切さを改めて感じました。障がいを持つ人、持たない人が一体となってステージを作り上げていくこのコンサートに関わることで、私の障がい者観は大きく変わり、また多くの大切な仲間にも出会いました。
 活動を続けてきて思うことは、「手話」は決して特別なものではなく、聴覚に障がいを持つ人との出会いを広げ、深めるための1つのコミュニケーション手段だということです。手話の学習というと覚えることに重きを置かれがちですが、それよりも、手話にふれ、障がいを持つ人と交流することで、その人たちのことを知っていくことが大切なのです。障がい者問題に関心を持つ人たちが地域に増え、障がいを持った人が今よりももっと自由にまちに出向いていける社会になることを私は願っています。そのためにも、私はこれからももっと地域に出向いて伝えていきたいと思います。
 最後に私が今まで活動を続けてこれたのは両親をはじめ、職場の仲間、活動を通して知り合えた多くの方々が私を支えて下さったからです。心から感謝したいと思います。

活動写真1

活動写真2

活動写真3

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