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-   私と福祉 -
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内藤 麻理子 さん
静岡県
内藤 麻理子

 私と福祉の原点は、幼稚園教諭として生き生きと働く母の後姿でした。その姿に影響され、また何より私自身子どもが好きだということから、いつしか将来は幼児教育の仕事に就きたいと思うようになりました。しかし、中学に入ると少子・高齢化が進むといった社会の現状を目の当たりにし、今まで子ども達だけの狭い範囲でしか見ることができていなかった福祉観から、高齢者や障害者、社会に存在する福祉について関心を向けるようになりました。

 その頃から、サマーボランティアに参加し福祉に携わる活動の場を求めてきました。しかし、その場限りのボランティアにどこか物足りなさを感じていた時、現在所属するNPO法人藤枝光文庫との出会いがあったのです。始めは絵本の点訳を中心に、活動を積み重ねてきました。絵本が一冊また一冊と完成していく度に満足感、そして盲学校から贈られてくる感謝カードに喜びを知り得ることができました。盲学校の見学にも行き、図書室に並んだ私の点訳本、そしてその絵本を目の見えない子ども達が手に取り実際読んでくれている姿に、一層活動意欲が増してきました。私が幼い頃、大好きな絵本に出合い過ごした日々・・・。

 絵本に触れる子どもの表情と重なり障害があってもなくても、どんな子どもにも絵本を読む権利がある、絵本がある当たり前の状況は時に、人と人が協力し作り上げていかなくては絵本に触れることのできない子どもの存在もある。その事を知り、この活動のやりがいと続けることに意味があるのだと責任の重さを感じるようになりました。

 その後、私の活動は絵本だけに留まらず、ヒットソング集や依頼図書・テキストの点訳に取り組み、現在藤枝光文庫所属10年。学生の頃程の絵本完成数はありませんが、福祉の仕事に携わりながら、今度は私が点訳活動を広げる人材の育成という立場にあり、社会に貢献し続けたいと思います。

 今日の私が存在するのも、私を取り巻く多くの方々・今日に繋がる全ての方のおかげであり、また光文庫との出合いが、今回のような素晴らしい賞に繋がったのだと思います。個人で頂いた賞ではありますが、これは同時に藤枝光文庫の賞であり、今日まで何十年・何百人と人材の育成・活動を努めてこられた理事長石神利之さんの存在は偉大であり、私も責任をもって行動していきたいと思います。

 私と福祉・人と福祉は、生涯誰もが繋がっているものであり、そのことに気付きその中で生活できているだけで素晴らしい、より良い社会が生まれるのでしょう。

パソコン作業 資料づくり ゾウの絵

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