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子ども若者育成・子育て支援功労者表彰 内閣府特命担当大臣表彰 [子ども・若者育成支援部門]

子育てオアシス

[福岡県推薦]

代表者名:藤江 文雄  団体構成人数:20名

■活動内容等

不登校児童・生徒の学校復帰と社会的自立への支援をボランティアによる活動で、保護者や学校との連携を保ちながら行っています。また、保護者や教師を対象に児童・生徒の生活・学習等の相談支援活動等も行っています。

不登校児童・生徒への支援の特徴は、飯塚市教育委員会と学校との連携で、同団体への出席が学校の出席にカウントされることや、生徒が在籍している学校の諸考査や検査等が同団体で行われていることです。

同団体は学校と同じように毎日開設され、国語、社会、数学、理科、英語の5教科と音楽や美術、書道、パソコン、英会話、家庭科、読書、漢字ドリル等が午前3コマ午後2コマの中にバランスよく組み込まれ、学力の保障や人と人とのつながり、連帯感、社会性の陶冶を図っています。

不登校児童・生徒の多くは他人との良好な関係を築くことが苦手で家に閉じこもっているため、まず、家から出る場所提供から始めています。そのため「待つ」「認める」「褒める」を支援の柱にしています。 児童・生徒が学校へ復帰する場合は、リバウンドしないように学校側の受け入れ態勢等の打ち合わせを入念にし、復帰のタイミングを考えて支援しています。

大きな心の傷を抱えている児童・生徒たちは同団体に通うことで教師OB、ボランティア講師、他団体の乳幼児や職員とのふれあいを通じて徐々に傷を癒し、学力の回復、仲間づくり、自尊感情の回復、社会性の修復といった一連の流れの中で、学校復帰や高校進学を果たしています。

設立より10年目を終えた同団体の旅立ち生は100名を越え、高校・大学・専門学校・職場でそれぞれ自分の道を歩んでいます。

中学時代の思い出づくり、2泊3日のフェリーで3年生の「関西旅行」
中学時代の思い出づくり、2泊3日のフェリーで3年生の「関西旅行」
3月までオアシスで学んだ3年生の「旅立ち式」(卒業)、多数の来賓、学校関係者、保護者、在籍生徒、サポーターに包まれて
3月までオアシスで学んだ3年生の「旅立ち式」(卒業)、多数の来賓、学校関係者、保護者、在籍生徒、サポーターに包まれて

■受賞者からの一言

オアシス活動で苦労したのは不登校生に対する正しい理解を得ることです。そのために毎月「オアシス通信」を発行し、関係者・機関に届けました。また、講演の依頼があれば積極的に応じ、オアシスの活動から得たものを伝えていきました。重ねて多くの関係機関や他の子育て機関・団体との連携づくりを行いました。

今回の受賞は、深い苦悩に苛まれ、ともすれば自虐的になりがちだったオアシス生や、その保護者に大きな誇りと自信を回復させるものだと確信します。また、本活動に理解、支援をいただいた方々に大きな大きなお返しができたのではないかと思います。

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